札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

札幌から羽幌(天売島)への200Km、3日間キャンプツーリング2017年夏、2日目

7月23日朝、一夜明けた望洋台キャンプ場。まだ靄がかかつてる。
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朝はラーメン。SOTOのフィールドホッパーは値が張るが、畳めばかさばらないし大きさも適当で良い。

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荷物を纏めてテントを畳んで自転車にバッグを取り付けてゐると、後ろにつけたフロントキャリアが曲がつてるのに気づいたので曲げ直さうとしたら足が片方折れた。
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応急処置として折れた足を紐で結束。さらに上からサドルバッグと荷物ごと後ろにつけたフロントキャリアを荷造り紐でシートステーに縛る。代替リアキャリアを探して交換したいが、田舎の自転車屋ではみつかる可能性が低いのでとりあへずこのまま旅を続ける。
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キャンプ場から下界を見下ろす。公道自動車レース漫画に出てくる峠道みたいな曲道坂。キャンプ裝備だと本当に登りがキツいので自転車では来ない方がいい。
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キャンプ場を出て暫く走ると小平の道の駅である鰊番屋。売店の開店直後で、土日限定の小平バーガーを販売してるとのことだつたが、開店してから30分しないと仕込みをはらないとのことで、食べることができなかつた。代はりにフォカッチャドッグを食す。 

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鰊番屋を出て苫前方面へ暫く走ると怪しい民家がある。
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とにかく恐ろしげな文言の書かれた自作看板がいくつもたててある。
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監視カメラらしきものもあり。
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道路を挟んで向ひ側にも自作看板。田舎だと珍しい光景。
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さらに走つて苫前町役場前のオブジェ。バイク旅人に人気で、写真撮影してる間も町役場に停車して撮影待ちのバイク旅人が数人居た。
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苫前町役場から少し走るとある民家。浮き球を使つたオブジェを置いてる。少なくとも十年以上前からやつてる筈。一組だけ夫婦らしきオブジェがあるが製作者夫妻のものだらうか。f:id:santarou98:20170801051035j:image

羽幌。午前のフェリーには間に合はず、午後のフェリーで行くとウニ祭りは丁度をはりの時間なので、目的の1つだつたウニ祭りへ行く事ができなくなつた。残念。
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午後のフェリーまで時間があるので羽幌道の駅近くにあるおろろん食堂で醤油ラーメンを食べる。
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羽幌道の駅になつてるホテル名物のエビタコピザ。
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羽幌道の駅近くにあるTIARAのソフトクリーム。

念のためリアキャリアを探しに行つた羽幌の自転車屋は日曜日だからか閉店してたので島からの帰りにまた寄る事に。

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数年前に場所を移して建物も新しくなつた羽幌フェリーターミナル。
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羽幌フェリーターミナル近くにある、土産物屋きたるにて購入した天塩のマスカットサイダー。
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そんなこんなでいつの間にか総走行距離227Km。
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フェリーターミナルでフェリーの切符を買つて、自転車を預ける旨を伝へて往復分の車両輸送料金850円x2の1700円を支払ひ、荷札を貰つて自転車に荷札を付けて係りの人に預ける。自転車はフェリーの車両甲板の壁に立掛けて傷つかない様に毛布で養生して停めてくれる。降りる際は他の自動車が全部降りてから毛布を外してもらつて、車両甲板からそのまま降りる。

輪行袋に収めて船内に持ち込めば車両輸送料金を取られることもないのだが、輪行するのが面倒なので楽をした。
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フェリーから羽幌港を望む。夏といふ感じの晴れた空に白い雲。
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船内では.TEPPEN_Free_WiFiなるフリーWiFiが利用可能。最下層船室では電波が届かなかつたが、中ほどの船室なら問題なく使用できた。他に各船室にコンセントがあり、電気機器の充電に利用できる、が、コンセントの利用は早い者勝ちなので混み合つてる時は早めに確保したい。最下層船室が狙ひ目。
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焼尻を経て天売島。船醉ひする質なので毎回フェリーに乗ると島に着くまでずつと寝てゐる。
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天売島フェリーターミナルに併設された観光案内所にてキャンプ場の受付を行なつてる。ウニ祭り等でキャンプ場が混みさうな場合は事前に観光案内所へ電話で確認しておくのが確実だらう。料金はテント持ち込みで一泊500円。貸テントや炭焼台のレンタルもある。料金を払ふことで宿泊施設の空いた時間に風呂への入浴も可能だが、今回はウニ祭りがあつた為、宿泊客が多く風呂の空き時間がないとのことで断られた。

因みに港の食堂は営業時間が11時から14時までと短く、午後のフェリーで来た場合は閉店後になり利用することができなくなつてしまふので注意されたい。島の食堂は恐らくここ以外にはなく、お腹が空いたら2軒ある商店のいづれかで何か買つて食べることになる。
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おろろんレンタルの二階にある天売郷土資料館をみてきた。

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かなり雜多な様子。
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島民の不要物を引き取つて大雑把に分別して展示してる様。中には以前島に長くあつたものの何年か前に閉館した田中旅館に飾られてたカニや小判があつた。他には改築前の学校から柱(!)や教材を引き取つて展示されてる。かなり面白い空間である。簡単な解説が貼り付けられてるものもあつたが、できれば詳しい人に解説して欲しい。
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海の宇宙館の裏手がキャンプ場で海の宇宙館前の駐車場を海の宇宙館と共用。芝生は刈つてから少し経つてるのか少し長めで露に濡れて湿つてた。テーブルや椅子は海の宇宙館のカフェ用なので利用不可。テントはテーブルや椅子より奥に張つてくれとのこと。
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海の宇宙館からみて左手の手前に水場、奥に簡易トイレ(水洗)がある。
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水場には電灯が設置されてあり、夜には自動的に点灯して点いたままになる。共用?のクレンザーとバケツが置いてあつたが今回は利用しなかつた。蛾やら何やら虫が槽内にたくさんあつたがこれは仕方がない。

キャンプ場の電灯は水場に設置されたもの1つだけで他にはない。
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水場と簡易トイレの間は湿地で通る事ができないので、水場から簡易トイレに行く際は大きく迂回して行かなくてはいけない。また、高く草が生えてる辺りも湿地なので注意されたい。

簡易トイレは和式で、中には自動点灯する電灯がある。
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キャンプ場に点在してる写真が掛けられた白い壁の1つにテントを張つた。今回は他に老夫婦がキャンプしてるのみ。

テントを張つてから自転車で島を軽く見て回る。
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海龍寺。現在は無人の寺だが以前は住職がをり、今は知らないが葬式もここで行なはれる事があつた様だ。
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寺にあつた石碑。故陸軍砲兵二等卒浜谷金次郎君之墓、明治三十三年一月十五日天賣村一同とある。時期的に日清戦争で亡くなつた人のものだらう。
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これも寺にあつた石碑。長谷川才兵衛之碑とある。寺の建物近くで柵で囲はれてあり、大人物であつた事が窺はれるが詳細は不明。
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昭和十五年十一月建之とある。親族一同で建てたらしいが長谷川才兵衛とは一体何物なのか、機会があつたら調べたい。
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天売島の厳島神社。広島にある厳島神社から分霊を勧請し祀つた分社だらうと思はれるが詳細不明。f:id:santarou98:20170801233139j:image

明治二十九年六月にこの辺りの住人より奉納されたとある。手水舎の成れの果てと思はれる。
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拜殿周り。
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狛犬には天賣村八番地支配人佐藤平吉外船中一同とあり、裏には大正三年三月吉日とある。
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左右の狛犬で文字が左右対称になつてるが興味深い、他の神社もかうなんだらうか。
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賽銭箱が見当たらなかつたが、拜殿にある小さな扉から入れる様になつてた。
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実は拜殿の左手に道がある。

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途中木が倒れてた。
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拜殿左手を進むとまた石碑がある。
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英霊芳名の碑。
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裏には平成六年八月吉日天売社会福祉協議会施工とある。
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忠魂碑。陸軍大将子爵大迫尚敏書とある。

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石工館岡善蔵、大正六年十一月建之とある。

大迫尚敏は日露戦争時陸軍中将として北海道の師団である第七師団の団長であつたので、その関係からの揮毫だつたのだらう。建立時期からして当初は日露戦争の戦死者を稱揚する為の石碑だつたと思はれるが、英霊芳名の碑に書かれた名前に海龍寺に石碑のあつた日清戦争で歿したと思はれる浜谷金次郎の名前があることから、現在では日清日露以後の戦争で亡くなつた人も含めて稱揚してるらしい。
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忠魂碑の右手にも道がある。
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沢から湧き水を通してるホースあり。
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よくわからないところに出た。沢の上の小さな丘に何かを建てたものらしいが、殘骸しかないので詳細不明。虫が多いので写真撮影して早々に立ち去つた。
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商店で朝食夜食とツマミと酒を買ひ込んでテントに戻ると夜。
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初日では紹介してなかつたが寝袋はモンベルダクロンシュラフ。ワイルダムの寝袋があればよかつたがみつからないので、ワイルダムの寝袋と同じダクロン素材の1980年代頃の寝袋を探してきたのだ。
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恐竜の玉子となつてるが、中は懐かしのおつぱいアイス。
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ホルモンともやしを買つて来た。
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風が強いので風除けを使つて調理。
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ホルモンの炒め物の出来上がり。酒に良く合ふ。
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〆に熱燗を作つてちびちび飲んで就寝。

札幌から羽幌(天売島)への200Km、3日間キャンプツーリング2017年夏、1日目

今夏7月22日、23日に天売島で行なはれるウニ祭りに合はせた一人キャンプツーリングを行ふ。 

行程は札幌から国道275号線を北上して北竜町役場手前で道道94号線へ左折し日本海方面へ、日本海に出てからは国道231号線(オロロンライン)を北上して羽幌までの約200Km行く。自転車では初の200Km超となる。とにかく方向音痴なので道に迷はない様に単純な道を選んだ(それでも札幌市内で迷つた)。


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今回の相棒はフロント2サイド仕様のトラベゾーン ツーリング改650B仕様。テントを積むリアキャリア代はりに余つてたフロントキャリア。

バッグ類はフロントバッグ、フロントサイドバッグx2、サドルバッグ、モンベルのサイクールランバーパック(旧型)。

フロントバッグには補給食、タオル類、電気小物、地図、グランドシート、テーブル、簡易救急用品。サドルバッグには輪行袋、寝袋、簡易枕、各種紐、バッグループにマット。サイドバッグには片方へ輪行用品、各種クッカー、バーナー類、スポンジ、スプーンセット。もう片方へ着替へ(靴下、下着、ズボン、サイクルジャージ)、洗濯ネット。さらにサンダルを括りつけた。サイクールランバーパックには制汗スプレー、虫除けスプレー、マッチ、ライター、財布、カード類。


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当日はワイルダムのサイクルベストを着用、携帯電話類とモバイルバッテリや走行中に食べる分の補給食、水分補給用のペットボトルはそちらに纏めた。ワイルダムのサイクルベストは左脇下に500mlペットボトルが丁度収まるポケットがあり水分補給には困らなかつた、また、前ポケットにスマフォを入れておいて充電が切れさうになれば別の前ポケットに入れてあるモバイルバッテリからコードを伸ばせばすぐに充電できるのでこれも重宝した。
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出発は7月22日真夜中2時。全国的な雨模樣で天気が心配だつたが、当日はやはり雨。ポンチョを着て走つたが、札幌を出る前に雨に濡れたサドルバッグの本革バッグループがカシメから外れて破れ、さらにサドルバッグをサドルに留めてたベルトも雨に濡れて千切れたので急遽輪行紐をサドルバッグに通してマットと纏めてサドルに留める様に処置した。
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当別町に入る頃には小雨に。
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当別町に入つてしばらく走つてると目測を誤り、タイヤの高さ程あつた路側帯の段差を超えられずに転倒して怪我。用意してた簡易救急用品からガーゼと消毒液で傷を洗つて、ガーゼと包帯で傷を保護。コンビニで小休止を取る。

怪我をしたので旅行を中止するべきか迷つたが、見た目よりも手足ともに動かせたので続行。
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札比内駅無人駅で如何にも廃駅ぽいがまだ現役。駅前には個人商店が1軒あるだけで寂れてる。

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浦臼にある坂本龍馬の甥の妻とその子の直衛が葬られてある坂本龍馬家の墓。
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新十津川のラーメン屋とん太。とにかく派手で、店の外壁にこれでもかといふ位に琺瑯看板が貼り付けてあり、店の横には何故か鬼太郎ねずみ男と妖怪ポストがある。
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山口ベニーサイクルに惹かれて思はず立ち止まつた新十津川の自転車屋兼バイク屋の岡下商会。開店前だつた様で店内に入ることはできなかつた。
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新十津川町にはファミリーマートが進出してをり、驚き。ここで金沢風カレーを食べて休憩。
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暫く走つて雨竜町。この頃には天気も快晴。この辺りでお昼の11時。当初は22日中の天売島到着予定だつたが、途中の事故やトラブル、出発が遅かつたのもあり、どんなに急いでも天売島へのフェリーには間に合はないのでウニ祭り初日を諦めることにした。
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雨竜町にある骨董屋豆電球に立ち寄る。元小学校校舍を利用した骨董屋で土・日・月曜日しか開いてをらず、行く機会がなかつたが以前から来てみたかつたのだ。かなり濃い空間。晴れたのでポンチョを脱いでサドルバッグに括りつけた。
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丸石自転車とナショナル自転車の看板が良い北竜町の中井自転車商会。どうも閉店して久しいらしく店内をみることはできなかつた。

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惠岱別辺り。増毛まで30Kmの看板近く。北竜町から道道94号線へ入るとずつと山の中で緩やかな登り等がある。

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トンネルを抜けて惠岱別ダム。ここで漸くリアテールライトの欠損に気づく。どうも当別辺りで転倒した際に割れて留めが緩んでたのが外れて一部どこかへ落としてしまつた様だ。
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御料峠越えて。
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日本海へ出た。
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所謂オロロンライン。想定より風も強くなく平均速度20Km程度を維持しつつ走る。
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16時、留萌市へ入る。ここで塗薬や救急用品を買ひたして小休止。天売島へのフェリーはもう無いので留萌近辺でのキャンプを検討、海水浴場の砂場を使へる無料キャンプ場等があつたが、ちらと見ると家族連れや騒がしい若者達が多くあり、遠くからでも騒がしい。騒がしくても眠れるが先人が騒がしいのは避けた方が良いといふのを思ひ出し、無料は避け有料キャンプ場を探すと、少し行つたところに小平町町の営望洋台キャンプ場があり、そこへ泊る事に。

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現地に行つてから気づいたが、かなり高台にあり自転車では登りがキツいので自転車では来ない方が良い。

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しかし高台にあるにも関はらず自転車用スタンドが用意されてる謎。

入口横の管理棟で利用申込と料金支拂ひを済ませると、分別用の各種ゴミ袋とキャンプ場の下にあるゆったりかんの日帰り入浴割引券(100円引き)を渡された。キャンプ場備へ付けのシャワー300円を利用するより100円高いが湯に浸かれるのは魅力的。

キャンプ場料金はキャンプ泊の場合1人1日につき入村料2日分400円とテント持ち込みで決められた敷地内の好きなところにテントを張れるフリーサイト1人利用450円の合はせて850円。洗濯機200円、乾燥機100円を借りることも出来たが今回は利用せず。

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フリーサイト手前のオートキャンプサイト。ここにある屋外炊事場と屋外便所を利用する事になる。家族連れと若者達一組づつがゐた。

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一番奥のフリーサイトと天売・焼尻島を望める展望台。展望台は老朽化の為利用できない。家族連れ一組とソロキャンパーが点々。フリーサイト奥の駐車場へ自転車を停めた。

近くにテントを張つてた初老の男性が自転車を見て、僕も昔はそんな自転車で旅をする事に憧れてたと話かけてくれた。東京神田の駅前にあつたアルプスが旅用自転車を作つてたけれどもうだいぶ前に閉店してしまつただとか……色々。

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さておきテントを張る。まづはグランドシートを敷いて

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テント本体にポールを通しながら連結させてテントをたて、ペグを打つ

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付属フライシートを被せてペグを打つて完成。ワイルダムのワンマンテントにGEERTOPグランドシートLサイズ。テントを一人で組み立てるのは初めてだつたがなんとかなつた。

ペグ打ちにはハンマーが必須と聞いたが手で地面に押し込めたので無くても問題なし。

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19時、テントを張つてる間に水平線に沈む太陽。右手に天売と焼尻が見える。

その後ゆったりかんにて貰つた割引券を利用した日帰り入浴を済ませて、近くのコンビニで晩酌用にお酒を仕入れてまた自転車で高台を登る。
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自転車で一日中走つてからのお酒は美味しい。
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かなり靄がかつてる中、ご飯を食べて、またツマミを食べながらお酒を飲んで就寝。1日目をはり。

タイヤ交換とダウンチューブ下にボトルケージ増設

自分でタイヤを装着して駄目にしたのがまだ一寸怖いので、贔屓のお店でタイヤ交換を依頼。
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タイヤは前と同じくユッチンソンの650X42Bデミバルーンタイヤ(現行品)。

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ワイヤーの末端処理をしてなかつたのでまとめてしてもらふ。
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素人が自分で弄つたものをプロがみるとやはり色々な点が見えてくる樣で、前後変速機と前後ブレーキのワイヤー処理の他に、微妙な振れががあつたので振れ取り、ブレーキ角度の再調整等。
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さらにゼファールのギズモ ユニバーサル ボトルケージマウントにトピークのX15アダプターを使つてダウンチューブ下にボトルケージを増設。ケージはミノウラのデュラケージ(AB100-5.5)。

バンドの素材が合成樹脂の為か、剛性に不安があり、X15アダプターを捻ると一緒に動きさうになる感じがあるが、実際には何度かボトルを取り外したりアダプターを捻つても固定位置からボトルケージマウントは動いてなかつた。後は実際に使用してみて如何かだらう。
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これにて一度やつてみたかつたダウンチューブ下へのボトルケージ増設完了。
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ダウンチューブ下にはツールボトルを入れる。泥除けやチェーンリングとの隙間も一定に保たれてをり、ハンドルを左右に切つても泥除けに当たらないし、前変速使用時にチェンがツールボトルに当たることもない。

次はキャンプ用具を積んでキャンプツーリングの予行演習予定。

カンティブレーキの交換とボトルケージの取り付け

今月はまたトラベゾーンで遠乗り予定なので、色々と弄つていく。

まづは暫定的に取り付けてたカンティブレーキを交換。
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後ろと
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前。

前後共にダイアコンペの983カンティに交換、ブレーキの効きが良くなつた気がする。前は台座が曲がつてるので心配だつたが、リムとの隙間は確保されてをり、問題ない。

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アウターストッパーは日東のAS-3に交換。割入りなのでケーブルが取り外しやすい。
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ボトルケージ台座にTNIのボトルケージマウントアダプターを付けて台座をオフセット、更にトピークのX15アダプターを取り付け。
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以前キャンピング車用に確保したミノウラのAB-1500、上部にバネ仕掛けのハサミのついた旧型ボトルケージ。ボトルケージ台座にそのまま取り付けると下に付いたフレームポンプに干渉するので、ボトルケージマウントアダプターを使つて上にオフセットした。が、上にオフセットすると今度はケージに付けたボトルが取り外し難くなるのでX15アダプターも取り付けて取り外し易くした訳だ。
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重いボトルを付けるので耐久性が不安だが、実際に使つてみないとわからない。
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ダウンチューブ下にもボトルケージを増設予定だつたが、ミノウラの鉄バンド式ボトルケージ台座をつけるとフレームポンプに干渉するので別の手を考へる事にする。次はタイヤ交換予定。

さよなら台湾ブロンプトン

自転車所持台数が20台の大台となり、さすがにそろそろ乗らない自転車を減らさうと思ひ立つて、今月は2台減らす予定。今回は台湾ブロンプトンを手放す。
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自動車は持つてないし今後も所有予定はない。自転車で自転車を運ぶ。リヤカーのレストアがをはつてればもつと楽に運べたのだが。
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とはいへ意外と安定して運べた。
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最早使ふ事もない専用バッグや専用カバーもおまけしておいた。

 

 

ブロンプトンを手放す理由は

といふところ。

昨年、一昨年と、飛行機輪行に使ひ、輪行に便利なのは理解してゐるが、それ以外の用途では一切使はず、ブロンプトンならではの輪行を多用した自転車旅行を行なふことも今後恐らく無く、なにより、今年初の飛行機輪行にはいつものブロンプトンではなくトラベゾーンを使ひ、色々問題はあつたもののブロンプトンよりも良い走行性能に満足してるので、今後ブロンプトンを使つた飛行機輪行をもやらなくなるだらうとなつたのだ。

そしてブリヂストンの自転車ではないといふのがある。最初にロードマンを入手してからブリヂストンの自転車に拘はつて自転車趣味を続けていくと決めたものの、フェデラルパグスレイブロンプトンなど代替不可な車種には例外を作つてゐたが今回は使ふ予定がなくなるといふことで例外を作る必要もなくなつた。

以上。

 

良い自転車なのは間違ひなく、用途さへ合へばお薦めできる自転車だつた。

ありがたう、さよならブロンプトン

ブリヂストン・アトランティス キャンピング

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今年3台目の増車にして遂に憧れのキャンピングを入手(でもボロボロ)。1987年製の1988年型アトランティス キャンピング(AC-545)、1989年からはアトランティスとユーラシアはブランド統合されてトラベゾーンとなるので、最後のアトランティス キャンピングである。
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一応純正革サドルとシートポスト、ステムとハンドルも付いてたがそれはまた今度。しかし実車をみるまではわからなかつたがこの車体は色々とをかしなことになつてる。


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元は前後輪650Bアルミリムホイールだが、これは前後輪がハブナット締めで26x1-3/8ステンレスリムになつてる上に、何故か前にはハブダイナモ
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前後共にダイアコンペのDC981カンティ。
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シフターはサンツアーのアキュシフトに対応したインデックスとフリクション切替機能(I.F.C.)付きのサイクロン7000シフター。
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左右クランクセットは当初付いてたはずのものから交換され、左クランクがシマノの安物。
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右は年代を遡つて70年代辺りのスギノのマキシィ1型(アウター固定型)になつてる上に内側に曲がつてしまつてゐるので使ひ物にならない。
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錆錆の前変速機だが恐らくサンツアーのSVX。長らくサンツアーのVシリーズの採用を続けてきたブリヂストンのツーリング車種だが、1989年度からはサンツアーのXCシリーズが採用される。
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後変速機もサンツアーのSVX。で、ここで何かをかしいと気づく。
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リアキャンピングキャリアのサイド枠が内側に曲がつて後変速機に干渉。恐らくケーブル類を交換しただけではまともに変速出来る状態にない。
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リアキャンピングキャリアの全体像右側。右側はサイド枠が内側に曲がつてる他はさほど悪くもない。
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リアキャンピングキャリアの全体像左側。何があつたのかは知らないが、あちこち酷く歪んでる。
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そしてやはりサイド枠が内側に曲がつてる。再溶接痕らしきものがあるが、元からかうなのかも知れないし判然としない。


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以前から興味のあつたブリヂストンのキャンピングに於ける泥除けの固定方法。やはりといふか輪行仕様にはなつてをらず、ナット締めされてるだけ。
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シートステーブリッジはリアキャンピングキャリアと共締め。
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泥除けはダルマネジ二つを使つて固定されてをり、強度重視であることが窺へる。

前泥除けは付属しなかつたが、ハト金具が付いたままになつてあつた。隠し留仕様ではなかつた樣だ。


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キャンピングといへばクロスシートステー。代替品を探すのが面倒な専用シートピン付きなのがありがたい。 トラベゾーンではシートピンが付属せず、代替品を現物合はせで探すことになり、苦労した。
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リアアウター受けの直付け工作。流石キャンピング。
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ヘッドチューブ周り。コンチネンタルカットラグ。
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ヘッドチューブのステッカーが殘つてた。
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アトランティスのロゴステッカーもあり。トップチューブブリヂストンロゴステッカーだけが剥がされてゐた。
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この車体の一番の問題は右リアエンドの破断。全てはこれを直してからだらう。内地と違つてフレーム工房が近くにある訳ではないのでどうしたものか……とりあへず気長にレストアしていく予定。

コストコのファットバイク(NORTHROCK XC00)

コストコファットバイクが入荷したと知り、早速みてきた。
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NORTHROCK XC00なるファットバイク。フレームはアルミ製で、値札だと21段変速となつてゐたが、どうみてもフロントシングルの後ろ7段変速。税込34,800円也。
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KENDAのGIGASといふ26x4.0タイヤ。フレームの具合を見る限り、ホイールを換へても5インチタイヤは多分入らないと思はれる。
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クランクはチェンリングを挟み込むタイプのチェンカバー付き。両踏みペタル。
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後ろ変速機はアルタス、フリーはMF-TZ21……ボスフリーである。つまりディスクブレーキ対応ボスフリーハブなんてのもある訳だ。
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ブレーキは前後ディスクブレーキ。TEKTROのMD-M300。
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リムはアルミ製を謳つてゐるが、どこの製品化は不明。
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中国製。

パッと見そこまで悪くない気がするが、廉価ファットバイク情勢に疎いのでお買得かどうかまではわからない。こんなのもあつたよといふ備忘。