札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

キャノンデール・タンデム(MT800)

タンデム自転車(2人乗り自転車)は既に所有してるが、手持ちのそれはどちらかといへば軽快車に近く、スポーツ自転車として乗り回せるタンデム自転車に乗つてみたかつたので手頃な価格の出物を購入。2001年式キャノンデール・タンデム(MT800)。

 

 

タンデム自転車といへば一般自転車に比べてチェンが長いのでチェンの弛みをとる為の偏芯BBが採用されてある。クランクも前側は一般自転車と違ひ、左右逆のタンデム特有のクランクが採用されてる。

 

 

変速周りは9速時代のデオーレXT(M750か760辺り)。見た感じ殆ど乗られて居なかつた様子でチェンリングもスプロケットもチェンも摩耗があまりみられない。

 

 

前後輪のスポークが妙に多いなとよくみてみたら前後ハブはシマノのタンデム用(HB-HF08)で40穴。1990年代末頃はまだシマノがタンデム用部品を製造して居たらしい。リムはサンリングルのライノライト(26HE)40穴。

 

 

フレームのあちらこちらにハンドメイドインUSAと誇らしげにデカールが貼られてある。調べてみると当時はまだ米国内工場で内製されてたらしい。

 

 

車体の他にオーナーズマニュアルや当時のカタログ等も付属してきた。前オーナーの几帳面さがうかがへる。

 

 

当時のカタログによればこの頃はMTB系2車種(フロントサスありディスクブレーキとフロントリジッドのVブレーキ)とロード系2車種(アルテグラとXTR混合組と105とXT混合組)の計4車種タンデムを出してたらしい。今回購入したのはこの内の"フロントリジッドのVブレーキ"のMTB系車種となる。

しかしそれほど売れる訣でもないであらう車種を4種類も販売してたのには驚く。現在はわからないが、キャノンデールはかなり長いことタンデム自転車の販売に力を入れて居た様だ。

 

 

フレームにはディスクブレーキ台座もあるし、ディスクブレーキ化も試したいがディスクブレーキ対応の40穴の前後ハブ(100mmと135mm)を今更探すのは大変だし、とりあへずは現状から乗れるまでに弄り直してみたいところ。

ちなみに北海道では2020年4月からタンデム自転車での公道走行が可能となつて居る。