札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

台湾ブロンプトンのタイヤ交換

購入時から付いてる推定十年前のタイヤの転がり性能に不満はないものの、耐久性に不安があるので、タイヤ、チューブ、リムテープを交換する。

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交換部品は上記に加へて、穴の大きさの違ひから英式バルブ対応リムで仏式バルブチューブを使用する際に使ふ段付きバルブナットを用意したが、シュワルベのチューブに付属するバルブナットが段付きのものだつたので不要であつた。

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まづは前輪を外す。ナット締なのでハブ両端のナットを緩める。

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脱輪防止のフック付き座金がある、片側の折り畳んだ際にフレームに引つかかるL字の金具も脱輪防止のフック付きとなつてるので注意。

ナットを緩め脱輪防止フックを外してチューブの空気を抜けば前ホイールが取り外せる。

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内装変速機付きの後輪を外す際は、まづ細いチェンが出てる樹脂製の部品から細いチェンを外す必要がある。樹脂製の部品に付いてるスイッチを押しながら引つ張れば片側は簡単に外せる。

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もう片側は細いチェンをナットに対して反時計回りに回しながら引つ張ると外せる。

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ハブ両端のナットを緩める。ハブナットを外しても樹脂製のチェンテンショナーがいきなり外れることはないが、名前の通りチェンにテンションがかかつてるので、外す際はある程度力を入れてチェンテンショナー本体を手で握りながら外すと良い。

後輪も脱輪防止のフック付き座金が付いをり、また、片側に付いてるサイドスタンドには恐らくグラつき防止用にエンドに沿つた突起があるので取り付けの際は注意。

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備忘。元々付いてたのはミドルグレード以下の自転車によく採用される台湾のチェンシンタイヤ製16x1-3/8。

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溝模様をみるとまだ使へさうだが、よくよく見るとサイドにヒビがあるので交換することにして正解だつた。

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チューブはブリヂストンロゴの入つた英式バルブの16x1.50用。恐らく台湾で作られてるブリヂストンの小径自転車用からの転用であらう。

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これも台湾製

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リムテープは16x1-3/8用で台湾製。旧ナショナルタイヤ(パナレーサー)の古いリムテープもこれとまつたく同じ材質のテープに同じ文字色と書体でMADE IN JAPANだつたりする。

タイヤとチューブとリムテープを外したら、用意した新品と交換していく。

コットンリムテープは裏に粘着性があり、バルブ穴が開けられてるので、バルブ穴に合はせて貼り付けてから指で抑へつつ伸ばして貼つていけばよい。ただ、古いリムテープを外したばかりだと、細かい汚れがリムに残つてあつてうまく粘着しないのでボロ布とパーツクリーナー等で拭いてから付けるとよい。

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リムテープを張つてからチューブとタイヤ交換。チューブに空気を少し入れてからバルブ穴にバルブナットで緩く固定して、チューブをタイヤの中に収めていく。

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タイヤの中にチューブを入れつつ、タイヤの耳を片側だけリムに全部入れる。後は、もう片側のタイヤの耳をリムに入れていくだけである。バルブ穴から入れていくのが良い。

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タイヤの耳を全部入れたら、タイヤの耳でチューブを噛んでないか確認してホイールを取り付けて空気を入れる。台湾製ブロンプトンのリムはシングルウォールで剛性に欠けるさうなので、タイヤの規定圧上限一杯ではなく規定圧下限より気持ち多目程度に空気を入れた。

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シュワルベコジャックはスリックタイヤなので溝模様が無い、ブロックタイヤに比べて転がり抵抗が少なく、速く走れる(らしい)。現行ブロンプトンのSハンドルモデルに標準採用されてる。

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タイヤ交換完了。以前よりタイヤが細くなつて、泥除けとの隙間が出来た気がする。後は走行感覚がどうか。