今年2台目の増車。ブリヂストン・ダイヤモンド ツーリング(DT-520)。フレーム番号によると1978年4月製なので1978年式。
ブリヂストンのダイヤモンドシリーズは1979年で終了し、1980年からはアトランティスシリーズとなるので最末期のダイヤモンドといふことになる。
サドルは元々革サドルだつた筈だが、軽快車の物に変更されてる。ステムにベルが増設されてるのが謎。フロントバッグ(多分FB-1)も付いてきたが、元々のグリーンが色落ちで生成りぽくなつてる上に樹脂製の開閉具のカシメが外れて革もボロボロと、流石に使ひたくない。
フレームポンプは予備に保管してたプリマスをとりあへず突つ張らせた。
前後ともに以前所有してた1985年式ロードマンコルモに付いてたのと同じブリヂストンネーム入りタイヤ。80年代後半から90年代初頭にお店で交換してそのままだつたものと思はれる。タイヤサイドは劣化しつつあるが溝はまだあり、そこまで乗られてゐなかつた樣子。リムはアラヤの26x1-3/8 WO。
ペタルは極東のトップラン。特に高級品でもなく当時のマスプロ車によく使はれてた普及車向けのペタルだが、極東がペタルの生産を辞めたいまとなつては珍しい物かも知れない。カタログ仕様と同じだが、あるはずのクリップとトウストラップは前オーナーが後年外してしまつたらしい。
樹脂コーティングされたボトルケージ。これとアルミボトルのセット品が当時ブリヂストンのオプション品としてあつたので、その成れの果てと思はれる。アルミボトルもあればよかつたのだが。
栄製のブリヂストンネーム入りクランク。クランク長165mmで歯は48x34t。カタログ仕様のまま。栄のプラメッキクランクキャップが左右とも残つてるのはかなり珍しいのではないか。
WレバーはサンツアーVX直付け。レバー台座はカンパ互換。
前後変速機も同じくサンツアーVX。三点ともカタログ仕様のまま。スプリングアウターは要交換。少し前までは入手困難だつたが、ブレーキ用のクリアアウターと共に日泉ケーブルが復刻してくれたので入手が容易になつた。
ハブは前後共にシマノのラージフランジ。錆といふよりも油汚れにホコリやらなにやらが付着して重なつてるぽい。
ブレーキレバーはダイアコンペ162G。クイックレリーズ付き穴空きにアジャスター付き。
片方生きてた当時もののレバーフードは流石に触りたくない。現行品の144用レバーフードを加工すれば代替できる。
チェンガード台座。所謂ゴム帯を付けておく所。ありがたいことにまだVIVA製で現行品がある。
BB裏のチェンステーブリッジにBSオリジナルの泥除け金具。
BSオリジナルの泥除け金具。ルネ・エルスで使はれてた菱型泥除け補強板を摸してるらしい。
後泥除けにはリアダイナモ用に凹みがある。泥除けは目立つた傷や凸凹もなく、ダルマネジもオリジナルのままで見た目よりも状態が良い。
バーエンドはブリヂストンオリジナル。カタログ仕様のまま。バーテープも40年近く前の購入時から一度も交換されてないと思はれる。片方だけしか残つてなかつたのが残念。
650Aランドナーは既にユーラシアを所持してるので増車する予定はなかつたが、ダイヤモンドとなれば確保せずには居られない。しかし所持台数が15台超となり流石にそろそろ減車を考へないといけないのだが……。