札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

ブリヂストン・カントリーの覚書

ブリヂストンサイクルに於ける重量物運搬向けの所謂重運搬車がカントリーでありました。現在では生産販売終了してをります。では、いつ販売終了したのか?手元の資料で調べてみました。

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1985年のカタログより、ブリヂストン・カントリー。ブリヂストングループの企業ロゴは1984年に変はり、自転車に付いてたロゴもそれに伴つて変更されたのですが、1年経つてもランプ掛けが旧ロゴのままで、ゴチック体でBSと書いてあり、リアリフレクターは丸型です。

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1986年、87年は変化がありません。そして1988年のカタログより、ブリヂストン・カントリー。ランプ掛けが新ロゴ仕様になり、デザインされた斜体のBと書いてある型。ヘッドバッヂも同書体のシールに。リアリフレクターは角型になつてます。

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1989年、90年は変化がありません。そして1991年のカタログより、ブリヂストン・カントリー。1988年型と違ひが見出せません。写真は恐らく1988年から使ひ回し。1992年以降のカタログにはカントリーが掲載されてない事から1991年で生産終了したものと推測されます。

ブリヂストン・カントリーのかはつてる所はクランクが最後までコッタードだつた点、同じブリヂストンで実用車に分類される大口車は遅くとも1988年型で、有名なジュピターでは1992年型でコッターレス化してます。

時期によつて違ひがありますが、ハブが運搬車用の物、後輪スポークが太い12番、後タイヤが26x1-3/4(所謂四分三タイヤ)、後荷台が特大型、サドルが大型縄バネ式、前フォークに補助フォーク(ガーターフォークといふ人もあり)、といつた辺りが特徴です。

 

追記

本記事を投稿してから4年後の平成最後の年にブリヂストン・カントリーを入手しました。

roadman.hatenablog.com