7月21日早朝。明日朝までには帰宅しなくてはならないので、早起きして朝一番の船で羽幌へ向かふ。
朝はジンギスカンを食べ。
余つたもやしを使つて袋乾麺も食べ。
カフェオレで朝食〆。
朝食後島内散策。落差のある上り下りを楽しみ未舗装路も少し走る。
天気が良いので島内のあちこちから隣の焼尻島がよく見えた。
島内散策後、テントを撤収してキャンプ場を辞す。
港ではウニまつりが9時からあるので10時過ぎの朝一番の船に乗るまでウニまつりを楽しむ。
うに汁。味噌系の汁に玉ねぎと長ネギとウニが入つてるもの。玉ねぎが半生ぽくて余り好みではなかつた。やはり焼きうにが一番だが、のんびり炭火で焼いてる暇もないのが残念。
うにの入つたおにぎり、うにぎり。うに汁よりも美味しい。
海鮮焼きうどんや焼き鳥もあつたので食す。お祭りといへばのラムネも飲む。
色々食べてる内にいい時間になつたのでお土産を買つてフェリーに乗つて島を後にした。
正午。フェリーに乗つて2時間搖られてる内に羽幌港へ着いた。
折角なので洗濯したり温泉で疲れを癒やしたりしてる内に14時を過ぎてしまつたのであはてて羽幌を出発。今回は金欠の為、輪行はせずに札幌まで戻る。
オロロンラインを小平まで南下。海沿を走るのは楽しい。
昼間はディフィートのアームカバーを使ふ。クールマックス地なのでいかにも毛ぽい見た目に反して昼間はほんのりひんやりしてある。
足元も夜はメリノウールのニッカホースだが、昼間はパールイズミのコールドブラックレッグカバーとモンベルのWIC.サイクル ソックス。レッグカバーは黒い見た目に反して着用すると太陽光を反射してひんやりとした感じを保つ。サイクルソックスもまたしかり。
16時過ぎに小平道の駅到着。オロロンライン・天売焼尻を巡るスタンプラリーがあることを知る。帰りではなくて行く道で知りたかつた情報。
道の駅で休憩して自転車に戻ると、カラスが食物を探してフロントバッグをつついた所爲で後ポケットに入つた予備チューブの封が破られて、マップケースに入つたスピーカが中からはみ出てしまつてゐた。
人が多いのでカラスに狙はられるとは思つてもみなかつたが、今後は気をつける必要がある。
そして道の駅出発直前、近くの停まつたバイクにもカラスがたかりにきたのに気づいたので追ひ払つてやつた。
小平町立望洋台キャンプ場の横を入つて18時過ぎ、日が落ちる。
山中を走り中幌トンネルに到達したのが19時丁度。
山中の道は路側帯はあるものの、脇から進出してきた草藪がはみ出してきてをり、サイドバッグ装備だと路側帯の内側を走り続けるのは困難である。
また羽幌からここまで向ひ風が続いてまつたく速度が出せず段々と疲弊してきた。
幌糠駅近くに着く頃には夕暮れ時。
暫く走ると街灯周り以外は真つ暗な夜となる。
山中では殆ど街灯が無いのでフロントライトの灯だけが頼り。
正直にいふとヒグマ等の夜行性諸動物が活性化するので街灯も無い山中を夜間に自転車で走るのはまつたくおススメできない。動物の唸り声がした時は生きた心地がしなかつた。
21時頃山中を抜けて北竜町のセイコマートの灯で一安心して休憩。
北竜町道の駅まで進んで小休止。
22時30分頃雨竜町道の駅到着。気づくと設置してある人型看板が目の前にあつたので驚く。
23時新十津川町に入つた。
日付がかはつて7月22日3時頃札比内到着。疲れと眠気でまつたく速度が出せないので小休止を繰り返しながら走つてる内に日を跨いだ。
8時頃帰宅。羽幌から札幌まで約190Kmを大体20時間程かかつた。
行きの札幌から羽幌までは13時間程だつた事を考へると向ひ風と疲労で帰りは大分時間がかかつてしまつたことがわかる。目標だつた次の日の朝までの帰宅はできたものの、次は無理せず程々を走りたい。