一日目。今回は朝一番の飛行機を予約して、早くに東京へ着いてあちこち楽しむ積りで居たが、急な仕事が入り搭乗予定時間を変更してゴールデンウィーク直前の一番値段が高い時期に航空券を取り直したので懐具合が寒くなり余裕のない旅行となつてしまつた。
仕事終はりに急いで向かつた千歳空港から羽田空港へ無事到着。
今回はドッペルギャンガーの大容量フロントバッグ(DFB407-DP)を使ふ。輪行袋、着替へ、雨具、予備シートポスト(万が一折れると怖いので)等を入れてまだ余裕がある。輪行時にはバックパックになるので取り回しも良い。
羽田空港から出る際はいつも工事現場らしきところを通り抜けてたのだが、今年は本格的に工事が始まつたらしく、柵で覆はれて進入できないので、右往左往しながらなんとか空港内を通り抜けて宿へと向かふ。
宿の部屋に自転車を預けて近場の中華料理屋でお酒のみ。羽餃子等を食べて、〆にラーメン屋でラーメンとチャーハンを食べて、帰宿。温泉で疲れを癒やして床につく。
二日目。旧交を温める。
三日目。宿を引払ひ東京観光。まづは両国のスポーツサイクルいちかわへ。残念ながら店主は出張修理で留守だつたが、店内を色々見て回る。小物部品の品揃へには目を見張るものがあつた、古物部品も何気なく並んでるが物凄く値が張るといふ程ではなく良心的。
いちかわではフレームと同色のベルを購入して装着。
次は両国にほど近い浅草のリンプロジェクト。昨日までセール中だつたが既に終了してからの来店となつたのが残念。色々興味を惹かれる物があつたが、お金に余裕もないのであまり大きな買ひ物は出来ず、探してたカスク用の交換紐のみ購入。
同じく浅草のオオマエジムショ。ツーリング車専門店といふことで、前々から気になつてたのだ。新品部品だけの扱ひかと思つてたが、古物部品も店頭に並べてないだけで相当数在庫してるとの由。今回は特に欲しい古物部品がある訳ではなかつたが機会があれば来てみたい。英式バルブ用にトンボ口を購入。
大和但馬屋日記に敬意を表して。吾妻橋。
吾妻橋で写真を取り終へたところで雨が降る。雨具を取り出して着用。五年程使つてるマルトの自転車屋さんのポンチョだが未だに撥水性は失はれてない。ランドナーやキャンピングで走る旅行でも愛用してをり、フロントバッグまで覆へるのが便利。
御徒町の地下有料駐輪場。小径車は対応不可とあつたが、車輪が接地しないもののぎりぎり車輪ロックに入つた。東京の駐輪場は利用開始から2時間以内なら無料で以降は有料といふ形態が多い、これが札幌だと有料駐輪場は入場時に1日利用分料金を払ふ形態しかない筈なので、札幌でもこの形態の有料駐車場が欲しくなる。
御徒町では毎年東京旅行で必ず食べてるゴーゴーカレーを食す。札幌にも店舗が出来て欲しいもの。
御徒町からさらに走り高田馬場のベロクラフト。移転前の吉祥寺にも一度行つたが、移転後の来店は初めて。店舗がか変はつても相変はらず充実の品揃へ。CWS高田馬場からのリニューアルとのことで、以前扱はれてたであらう軽快車なんかも扱はれてた。
ゆつくりみてたかつたが、飛行機の出発時間が迫つてたので十分も見ないうちに高田馬場駅へ向かふ。
高田馬場から空港までの自走は雨も降つてをり距離もあるので困難と判断して、高田馬場駅から輪行する事に。
東京の交通機関には疎いので、駅員さんに聞いて切符を買ひ、なんとか空港モノレールに乗り飛行機の出発時間に間に合つた。
空港でお土産を買ひ忘れてた事に気づき、慌ててお土産を買ひ込む。
搭乗したエアドゥでは平日の一部便に限り、車内販売のアルコールを通常の半額で一杯のみ提供するサービスをやつてをり、疲れから思はず買ひ求める。これで空港からの自走帰宅は不可能に。
新千歳空港着。公共交通機関を利用して帰途についた。
今回トランジットコンパクト初めての遠乗りとなつたが、実際に走つてみると
が欲しくなる。
それなりに回転数を上げないと速度が出ないのがつらい。とはいへ、WWW上にはトランジットコンパクトに大径チェンホイールを採用してフレーム破損に至つた記事もあるので前は今の54tが限界か、スプロケットを少し重い歯数に変更してやるのが良いかも知れない。
ドッペルギャンガーの大容量フロントバッグは想定以上に役に立つた。取り付けがハンドルバー二点留めとヘッドチューブ一点留めの三点留めで安定性が心配だつたが、それなりに安定して走行できた。ただ、フロントブレーキに共締めしたライトに干渉したので、干渉を避けるために前荷台かフロントバッグサポーター的なものを付けたい。現状適当な物がないのでこのままでいく。
しかし、かういつた短所があつても、折り畳み小径車だけに輪行が手軽なのが良い。以前所有してたブロンプトンに走りや折り畳んだ小ささでは劣るが、折り畳みは素早く終はるし、独特なX字フレームが格好良いので気に入つてる。
これから輪行を多用する様な旅で活用していきたい。