札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

トラベゾーン、東京を走る2017年春

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5月2日から4日まで毎年恒例の東京旅行へ行つた。今回トラベゾーンのレストアを急いでいたのもこれに間に合はせる為だつたのだ。
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2日間徹夜して東京へ旅立つ当日朝(!)になんとか完成したフロント2サイドキャンピング仕様のトラベゾーン改650B。フロントバッグはブリジストン純正FB-21、サイドバッグはブリヂストン純正のFSB-BR(右)とFSB-BL(左)。部品仕様をみていく。
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左バーエンドはブリヂストン・ダイヤモンド ツーリングから剥いできたブリヂストン印もの。
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右は同じ物がなかつたので、以前から興味のあつたキャットアイのバーエンドミラー(BM-45)を挿入。最初の角度調整が面倒な事を除けば有用でありオススメ。
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クランクはスギノの3アームマキシーに48x36t。前変速機はサンツアーのXCM。
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フリーはダイアコンペ扱ひのサンレース14-28t。後変速機は前と同じくサンツアーのXCM。変速調整が上手く決まらずにかなり苦労したがチェンリングの間にワッシャーを入れるなどしてなんとかした。
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ペタルはシマノのPD-M520両面ビンディングペタル。いつの間にか持つてをり試してみたいと思つてゐたところ、友人からビンディングペタル対応靴を貰つたので今回使ふことにした。
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シフターはサンツアーのVX。Rustinesのレバーキャップを履かせた。レバーキャップを履かせる時は石鹸水を使ふと上手くできる。
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後ブレーキはダイアコンペのXCEカンティ。ブリヂストン・ワイルドウエスト トレールXXから剥がしてきたもの。前後ともこれにする予定だつたが……。
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前ブレーキはブリヂストン・ワイルダム パッカーから剥がしてきたダイアコンペの981カンティ、といふのも
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分り難いかも知れないが、入手時より曲がつてたらしい日東キャンピーのカンティ台座取付部に合はせて左側のカンティ台座が内側に曲がつてしまつた為、XCEカンティが合はずに981カンティを付ける事になつたのだ。
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だいぶ前に曲げ直してもらつた日東キャンピー、数年を経て漸く日の目をみる。キャンピー用のライトホルダーとマルイチのタンケンライトホルダーを付けたトリプルフロントライト仕様。
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トリプルフロントライトを光らせるとかなり眩しい見た目になるが、実際はキャットアイのHL-EL540だけで十分でタンケンライトは余り役に立つてないし、リアダイナモにより光るフロントヘッドライトは電球切れで現状では点灯しない。

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サドルはBS刻印付きの革サドル、ユーラシア以前の中級スポーツ車に付いてたものと思はれる死蔵品。シートポストはサカエの溝ありラプラド型。

 


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今回は輪行袋を新調した、といつても相かはらず中古品。オーストリッチの型式不明輪行袋
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持つて行つた工具類

以上。

空気入れはプリマスのフレームポンプをペグに突つ張らせてはゐたが、英式対応でチューブ仕様の仏式対応ではく使用不可なのでGiyoを使用。パッチキットとタイヤレバーは保険。10-8メガネレンチブリヂストンの携帯工具セットに入つてたもので、主にカンティブレーキの調整に使用。マルチスパナはヘッド抜き輪行に必須なヘッドスパナとペタルレンチを兼ね備へ、かつ、13-12-10-8のレンチもある優れものでアルミ製なので軽く使ひ勝手も良かつた(ただしあまり力をかけての締め回しには向かない)。モンキーレンチは何かと使ふのでないと困る。マイクロ携帯工具はプラスマイナスドライバと六角レンチを必要分備へてをり、持ち歩く工具を減らすのに良い。

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トピークのツールボトルに入れて持つて行つた。

 

組み立てをはつて時間もないので急いで着替へて仕度を整へたら試走もせずに実走行、新千歳空港へ。

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今回はアルプス式輪行。オーストリッチの帆布製ランドナー輪行袋だとアルプス式輪行状態では全く収まらないが、新調したオーストリッチの型式不明輪行袋が丁度合つたのだ。
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 今回は固定ベルトを挟んでベルトを通したが、BBとヘッドチューブに絡めて挟む方が良い。
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片方にはベルトを出す穴があり、片方はダブルジッパーでベルトを出す穴を作る樣になつてある。
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輪行状態完了。

因みに今回の旅行ではトラブルが頻發して自転車写真どころではなかつたので、東京での自転車写真を一切撮影してなかつたので東京での自転車写真はない。

 

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蒲田で食べた春香園の餃子が美味しかつたので、これを現地での自転車写真の代はりとする。

 

今回は試走もせずにいきなり実走行したお陰でトラブルが頻發した。以降東京旅行での自転車日記。

初日。新千歳空港まで行く間にチドリの締めが甘かつた為にブレーキが効かなくなり、輪行して持つて行つた羽田空港では後変速機のスプリングアウター曲がり、さらには事前に空気を抜きすぎた為に空気入れに時間がかかり、漸く空港の敷地を出たと思つたら左クランクの締め込みが甘かつた所爲で左クランクが抜け落ち、頼りのスマートフォンの電池が切れて道に迷いながら自転車屋を探してる内に日が暮れて、見つけた自転車屋は既に閉店、一日目が終了。

二日目。漸く自転車屋で左クランクを取り付けてもらつて、その後の諸用で二日目終了。

三日目。今度は片側のクリートボルトがどこかへ飛んでいきペタリング出来なくなつたのでクリートセットを購入する羽目に。さうかうしてる内に乗る予定の飛行機への搭乗時間も迫つてきたので急いで羽田空港へ向かつてる途中で後輪がまさかのパンク、近くのお店へ向かひ修理依頼。原因はタイヤへのカンティシューの接触によるビードの破損で、本来ならタイヤ交換が必要になるのだが、代替品もなく今回は急いでゐる事もあり、仕方なくチューブだけの交換となつたが、650Bのチューブをお店では抱へてをらず色々探してもらつてMTB用の27.5チューブで代用してもらつた。お店では帰宅まで持つか保証できないと言はれたが輪行することを考へると搭乗時間までギリギリだつたのでこれで良しとして羽田空港へ向かひ、輪行、飛行機搭乗手続きを済ませる。幸はひな事に登場予定の飛行機は到着遅れで実際の搭乗まで多少の余裕があつたので自転車屋さんに修理を急かせて申し訳ない気持ちになる……遅れた飛行機に乘つて新千歳空港に到着後自転車を組み立てて自宅までの道を走つたが流石にもう問題は起きなかつた。f:id:santarou98:20170603165105j:image

帰宅後に後輪を観察してギリギリでパンクしてない状態を保つてたことが判明したので、次回の遠乗りでは絶対に予備チューブを携帯する。残念ながら後輪のタイヤがこんな状態なので買つたばかりなのにもう交換することになつた。

以上余裕をもつた時間配分と各部点検、試走は大事だといふ教訓。