アラヤの650Bリム(古物)が手に入つたので650Aなトラベゾーン ツーリングを650B化する。一応事前に各部を測定して合ふかどうか確認してはゐるが、実際に出来るかはやつてみないとわからないのでとりあへずやつてみる。
現行品の650Bタイヤ。
650x42B。44Bと呼ばれる場合もあり。廃版してたかと思はれてたデミバルーンタイヤ、フランスでは流通してる樣子でこれは輸入品。
溝模様。過去のデミバルーンタイヤと比べてどうなのか?日本では廃版になつたミシュランの42B(フランスでは流通してる)とも微妙に違ふ溝模様。
メーカーはユッチンソン(今はハッチンソン呼び)。メーカーのサイトにタイヤの詳細あり。このタイヤシリーズは他に650x35Aと650x35Bがあるさう、生産国は中国でデザインドインフランス。因みにミシュランの650Aと650Bがあるワールドツアータイヤシリーズは生産国ベトナムでデザインドインフランス。
リムテープはゼファールのコットン。お気に入りで手持ちのツーリング車の殆どで使用。
チューブは予備にとつておいたパナレーサーの650x38~42 A/B(仏式)。
タイヤ装着作業紹介は何度もやつてるので省略、台数を大分こなしたので作業速度が当初に比べて大分上つた。
タイヤを付けたホイールをフレームに装着して使用予定の各部品を取り付け。トラベゾーン ツーリングは元々650Aホイールを前提としたフレームと泥除けの筈だが、650Bホイール(それも一番太い42Bタイヤ付き)が特に無理なく収まつた。とはいへ、カンティブレーキはトーインの上下調整可能な新しめな物を使ひ、シューを一番下に設定してギリギリでタイヤサイドを回避してリムサイドに当たる状態で、650Aから650B化は万人にオススメ出来る作業ではない。
アラヤの新しい650Bリムが発表され、アレックスリムズの廉価な650Bリムも流通してをり、650B規格が再び日の目をみてゐる昨今、650Aなマスプロランドナーをこれからレストアしやうとしてる人達にはかういつた事もできる場合があるといふことで……。
次はワイヤー類を取り付けて変速とブレーキ周りを調整する。