札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

ダイナモコードの配線その1

こつこつ集めてた部品が揃つたので、トラベゾーンを走行可能状態へするべく部品を組み付けて行く。今回は一番面倒なダイナモコードの配線。手持ちやWWW上の資料だと詳細に作業手順を記した物がみあたらなかつたので試行錯誤した。あまり手順が洗練されてはゐないかも知れないが参考になれば幸はひ。

今回使用する電線は0.5sqで3mのもの。多分ホームセンターや自動車用品店で同等品の扱ひがあると思ふが、今回は他の品と纏めてヤフーオークションの銀輪庵経由で購入。

所持してる1976年の初代ユーラシアでは配線が内蔵ではなく外付けバンド留めであつたが、以降は内蔵工作がされてゐたらしく、先日入手したダイヤモンド ツーリングも内蔵工作がされてあつた。

配線経路は今回のトラベゾーンと同一で、左シートステーに直付けされたダイナモからコードが出て、ギボシでカシメ、ギボシから二股に分かれて後ろ泥除けの裏側を伝ひ、一方はリアテールライトへ、もう一方は後ろ泥除け下方からチェンステーブリッジの穴を抜けてBBシェルの後ろに空いた穴を通つてダウンチューブへ、そこからダウンチューブ上方左側のヘッドとのラグに空いた穴から出て、ギボシでカシメ、前泥除け裏側を伝ひフロントヘッドライトにとなる。ギボシでカシメてるのは輪行時に取り外しすることを想定してゐる為。

フレーム内部へコードを通すにはコードをそのまま通すのは難しく、手持ちの資料だと、凧絲を使つたとか掃除機を使つた等が書いてあるが、糸はダウンチューブ内で引つかかるし掃除機は吸込み口径が大きくてBBシェルに入らなくて使へない。そのため不要なシフトケーブル(ブレーキケーブルでは太すぎる)を使用する。
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シフトケーブルの先端を解いて3,4cm程度1本か2本を残してワイヤーカッターで切断し、先端に残つたケーブルをフレーム内に通すコードにきつく絡める。
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通す際はダウンチューブ上から通す。先にシフトケーブルを入れ、押し通していく。
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BBシェル裏からチェンステーブリッジまで出したら、そこからシフトケーブルを引つ張りつつ、ダイナモコードを押し通していく。この際シフトケーブルを引つ張るだけだとコードがシフトケーブルから解ける場合があるので(実際何度か試行中に解けた)ダイナモコード側も押しつつシフトケーブルを引つ張るやうにした方がいいだらう。

シフトケーブルの長さがダウンチューブより長くないと意味がないので注意されたい。
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開始から試行錯誤の3時間後、なんとかコードは通つた。
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BBシェルの中までばつちり。

次回は残りの配線を行ふ。