札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

札幌から羽幌(天売島)への200Km、3日間キャンプツーリング2017年夏、1日目

今夏7月22日、23日に天売島で行なはれるウニ祭りに合はせた一人キャンプツーリングを行ふ。 

行程は札幌から国道275号線を北上して北竜町役場手前で道道94号線へ左折し日本海方面へ、日本海に出てからは国道231号線(オロロンライン)を北上して羽幌までの約200Km行く。自転車では初の200Km超となる。とにかく方向音痴なので道に迷はない様に単純な道を選んだ(それでも札幌市内で迷つた)。


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今回の相棒はフロント2サイド仕様のトラベゾーン ツーリング改650B仕様。テントを積むリアキャリア代はりに余つてたフロントキャリア。

バッグ類はフロントバッグ、フロントサイドバッグx2、サドルバッグ、モンベルのサイクールランバーパック(旧型)。

フロントバッグには補給食、タオル類、電気小物、地図、グランドシート、テーブル、簡易救急用品。サドルバッグには輪行袋、寝袋、簡易枕、各種紐、バッグループにマット。サイドバッグには片方へ輪行用品、各種クッカー、バーナー類、スポンジ、スプーンセット。もう片方へ着替へ(靴下、下着、ズボン、サイクルジャージ)、洗濯ネット。さらにサンダルを括りつけた。サイクールランバーパックには制汗スプレー、虫除けスプレー、マッチ、ライター、財布、カード類。


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当日はワイルダムのサイクルベストを着用、携帯電話類とモバイルバッテリや走行中に食べる分の補給食、水分補給用のペットボトルはそちらに纏めた。ワイルダムのサイクルベストは左脇下に500mlペットボトルが丁度収まるポケットがあり水分補給には困らなかつた、また、前ポケットにスマフォを入れておいて充電が切れさうになれば別の前ポケットに入れてあるモバイルバッテリからコードを伸ばせばすぐに充電できるのでこれも重宝した。
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出発は7月22日真夜中2時。全国的な雨模樣で天気が心配だつたが、当日はやはり雨。ポンチョを着て走つたが、札幌を出る前に雨に濡れたサドルバッグの本革バッグループがカシメから外れて破れ、さらにサドルバッグをサドルに留めてたベルトも雨に濡れて千切れたので急遽輪行紐をサドルバッグに通してマットと纏めてサドルに留める様に処置した。
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当別町に入る頃には小雨に。
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当別町に入つてしばらく走つてると目測を誤り、タイヤの高さ程あつた路側帯の段差を超えられずに転倒して怪我。用意してた簡易救急用品からガーゼと消毒液で傷を洗つて、ガーゼと包帯で傷を保護。コンビニで小休止を取る。

怪我をしたので旅行を中止するべきか迷つたが、見た目よりも手足ともに動かせたので続行。
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札比内駅無人駅で如何にも廃駅ぽいがまだ現役。駅前には個人商店が1軒あるだけで寂れてる。

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浦臼にある坂本龍馬の甥の妻とその子の直衛が葬られてある坂本龍馬家の墓。
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新十津川のラーメン屋とん太。とにかく派手で、店の外壁にこれでもかといふ位に琺瑯看板が貼り付けてあり、店の横には何故か鬼太郎ねずみ男と妖怪ポストがある。
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山口ベニーサイクルに惹かれて思はず立ち止まつた新十津川の自転車屋兼バイク屋の岡下商会。開店前だつた様で店内に入ることはできなかつた。
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新十津川町にはファミリーマートが進出してをり、驚き。ここで金沢風カレーを食べて休憩。
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暫く走つて雨竜町。この頃には天気も快晴。この辺りでお昼の11時。当初は22日中の天売島到着予定だつたが、途中の事故やトラブル、出発が遅かつたのもあり、どんなに急いでも天売島へのフェリーには間に合はないのでウニ祭り初日を諦めることにした。
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雨竜町にある骨董屋豆電球に立ち寄る。元小学校校舍を利用した骨董屋で土・日・月曜日しか開いてをらず、行く機会がなかつたが以前から来てみたかつたのだ。かなり濃い空間。晴れたのでポンチョを脱いでサドルバッグに括りつけた。
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丸石自転車とナショナル自転車の看板が良い北竜町の中井自転車商会。どうも閉店して久しいらしく店内をみることはできなかつた。

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惠岱別辺り。増毛まで30Kmの看板近く。北竜町から道道94号線へ入るとずつと山の中で緩やかな登り等がある。

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トンネルを抜けて惠岱別ダム。ここで漸くリアテールライトの欠損に気づく。どうも当別辺りで転倒した際に割れて留めが緩んでたのが外れて一部どこかへ落としてしまつた様だ。
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御料峠越えて。
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日本海へ出た。
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所謂オロロンライン。想定より風も強くなく平均速度20Km程度を維持しつつ走る。
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16時、留萌市へ入る。ここで塗薬や救急用品を買ひたして小休止。天売島へのフェリーはもう無いので留萌近辺でのキャンプを検討、海水浴場の砂場を使へる無料キャンプ場等があつたが、ちらと見ると家族連れや騒がしい若者達が多くあり、遠くからでも騒がしい。騒がしくても眠れるが先人が騒がしいのは避けた方が良いといふのを思ひ出し、無料は避け有料キャンプ場を探すと、少し行つたところに小平町町の営望洋台キャンプ場があり、そこへ泊る事に。

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現地に行つてから気づいたが、かなり高台にあり自転車では登りがキツいので自転車では来ない方が良い。

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しかし高台にあるにも関はらず自転車用スタンドが用意されてる謎。

入口横の管理棟で利用申込と料金支拂ひを済ませると、分別用の各種ゴミ袋とキャンプ場の下にあるゆったりかんの日帰り入浴割引券(100円引き)を渡された。キャンプ場備へ付けのシャワー300円を利用するより100円高いが湯に浸かれるのは魅力的。

キャンプ場料金はキャンプ泊の場合1人1日につき入村料2日分400円とテント持ち込みで決められた敷地内の好きなところにテントを張れるフリーサイト1人利用450円の合はせて850円。洗濯機200円、乾燥機100円を借りることも出来たが今回は利用せず。

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フリーサイト手前のオートキャンプサイト。ここにある屋外炊事場と屋外便所を利用する事になる。家族連れと若者達一組づつがゐた。

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一番奥のフリーサイトと天売・焼尻島を望める展望台。展望台は老朽化の為利用できない。家族連れ一組とソロキャンパーが点々。フリーサイト奥の駐車場へ自転車を停めた。

近くにテントを張つてた初老の男性が自転車を見て、僕も昔はそんな自転車で旅をする事に憧れてたと話かけてくれた。東京神田の駅前にあつたアルプスが旅用自転車を作つてたけれどもうだいぶ前に閉店してしまつただとか……色々。

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さておきテントを張る。まづはグランドシートを敷いて

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テント本体にポールを通しながら連結させてテントをたて、ペグを打つ

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付属フライシートを被せてペグを打つて完成。ワイルダムのワンマンテントにGEERTOPグランドシートLサイズ。テントを一人で組み立てるのは初めてだつたがなんとかなつた。

ペグ打ちにはハンマーが必須と聞いたが手で地面に押し込めたので無くても問題なし。

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19時、テントを張つてる間に水平線に沈む太陽。右手に天売と焼尻が見える。

その後ゆったりかんにて貰つた割引券を利用した日帰り入浴を済ませて、近くのコンビニで晩酌用にお酒を仕入れてまた自転車で高台を登る。
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自転車で一日中走つてからのお酒は美味しい。
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かなり靄がかつてる中、ご飯を食べて、またツマミを食べながらお酒を飲んで就寝。1日目をはり。

タイヤ交換とダウンチューブ下にボトルケージ増設

自分でタイヤを装着して駄目にしたのがまだ一寸怖いので、贔屓のお店でタイヤ交換を依頼。
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タイヤは前と同じくユッチンソンの650X42Bデミバルーンタイヤ(現行品)。

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ワイヤーの末端処理をしてなかつたのでまとめてしてもらふ。
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素人が自分で弄つたものをプロがみるとやはり色々な点が見えてくる樣で、前後変速機と前後ブレーキのワイヤー処理の他に、微妙な振れががあつたので振れ取り、ブレーキ角度の再調整等。
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さらにゼファールのギズモ ユニバーサル ボトルケージマウントにトピークのX15アダプターを使つてダウンチューブ下にボトルケージを増設。ケージはミノウラのデュラケージ(AB100-5.5)。

バンドの素材が合成樹脂の為か、剛性に不安があり、X15アダプターを捻ると一緒に動きさうになる感じがあるが、実際には何度かボトルを取り外したりアダプターを捻つても固定位置からボトルケージマウントは動いてなかつた。後は実際に使用してみて如何かだらう。
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これにて一度やつてみたかつたダウンチューブ下へのボトルケージ増設完了。
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ダウンチューブ下にはツールボトルを入れる。泥除けやチェーンリングとの隙間も一定に保たれてをり、ハンドルを左右に切つても泥除けに当たらないし、前変速使用時にチェンがツールボトルに当たることもない。

次はキャンプ用具を積んでキャンプツーリングの予行演習予定。

カンティブレーキの交換とボトルケージの取り付け

今月はまたトラベゾーンで遠乗り予定なので、色々と弄つていく。

まづは暫定的に取り付けてたカンティブレーキを交換。
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後ろと
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前。

前後共にダイアコンペの983カンティに交換、ブレーキの効きが良くなつた気がする。前は台座が曲がつてるので心配だつたが、リムとの隙間は確保されてをり、問題ない。

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アウターストッパーは日東のAS-3に交換。割入りなのでケーブルが取り外しやすい。
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ボトルケージ台座にTNIのボトルケージマウントアダプターを付けて台座をオフセット、更にトピークのX15アダプターを取り付け。
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以前キャンピング車用に確保したミノウラのAB-1500、上部にバネ仕掛けのハサミのついた旧型ボトルケージ。ボトルケージ台座にそのまま取り付けると下に付いたフレームポンプに干渉するので、ボトルケージマウントアダプターを使つて上にオフセットした。が、上にオフセットすると今度はケージに付けたボトルが取り外し難くなるのでX15アダプターも取り付けて取り外し易くした訳だ。
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重いボトルを付けるので耐久性が不安だが、実際に使つてみないとわからない。
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ダウンチューブ下にもボトルケージを増設予定だつたが、ミノウラの鉄バンド式ボトルケージ台座をつけるとフレームポンプに干渉するので別の手を考へる事にする。次はタイヤ交換予定。

さよなら台湾ブロンプトン

自転車所持台数が20台の大台となり、さすがにそろそろ乗らない自転車を減らさうと思ひ立つて、今月は2台減らす予定。今回は台湾ブロンプトンを手放す。
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自動車は持つてないし今後も所有予定はない。自転車で自転車を運ぶ。リヤカーのレストアがをはつてればもつと楽に運べたのだが。
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とはいへ意外と安定して運べた。
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最早使ふ事もない専用バッグや専用カバーもおまけしておいた。

 

 

ブロンプトンを手放す理由は

といふところ。

昨年、一昨年と、飛行機輪行に使ひ、輪行に便利なのは理解してゐるが、それ以外の用途では一切使はず、ブロンプトンならではの輪行を多用した自転車旅行を行なふことも今後恐らく無く、なにより、今年初の飛行機輪行にはいつものブロンプトンではなくトラベゾーンを使ひ、色々問題はあつたもののブロンプトンよりも良い走行性能に満足してるので、今後ブロンプトンを使つた飛行機輪行をもやらなくなるだらうとなつたのだ。

そしてブリヂストンの自転車ではないといふのがある。最初にロードマンを入手してからブリヂストンの自転車に拘はつて自転車趣味を続けていくと決めたものの、フェデラルパグスレイブロンプトンなど代替不可な車種には例外を作つてゐたが今回は使ふ予定がなくなるといふことで例外を作る必要もなくなつた。

以上。

 

良い自転車なのは間違ひなく、用途さへ合へばお薦めできる自転車だつた。

ありがたう、さよならブロンプトン

ブリヂストン・アトランティス キャンピング

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今年3台目の増車にして遂に憧れのキャンピングを入手(でもボロボロ)。1987年製の1988年型アトランティス キャンピング(AC-545)、1989年からはアトランティスとユーラシアはブランド統合されてトラベゾーンとなるので、最後のアトランティス キャンピングである。
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一応純正革サドルとシートポスト、ステムとハンドルも付いてたがそれはまた今度。しかし実車をみるまではわからなかつたがこの車体は色々とをかしなことになつてる。


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元は前後輪650Bアルミリムホイールだが、これは前後輪がハブナット締めで26x1-3/8ステンレスリムになつてる上に、何故か前にはハブダイナモ
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前後共にダイアコンペのDC981カンティ。
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シフターはサンツアーのアキュシフトに対応したインデックスとフリクション切替機能(I.F.C.)付きのサイクロン7000シフター。
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左右クランクセットは当初付いてたはずのものから交換され、左クランクがシマノの安物。
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右は年代を遡つて70年代辺りのスギノのマキシィ1型(アウター固定型)になつてる上に内側に曲がつてしまつてゐるので使ひ物にならない。
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錆錆の前変速機だが恐らくサンツアーのSVX。長らくサンツアーのVシリーズの採用を続けてきたブリヂストンのツーリング車種だが、1989年度からはサンツアーのXCシリーズが採用される。
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後変速機もサンツアーのSVX。で、ここで何かをかしいと気づく。
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リアキャンピングキャリアのサイド枠が内側に曲がつて後変速機に干渉。恐らくケーブル類を交換しただけではまともに変速出来る状態にない。
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リアキャンピングキャリアの全体像右側。右側はサイド枠が内側に曲がつてる他はさほど悪くもない。
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リアキャンピングキャリアの全体像左側。何があつたのかは知らないが、あちこち酷く歪んでる。
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そしてやはりサイド枠が内側に曲がつてる。再溶接痕らしきものがあるが、元からかうなのかも知れないし判然としない。


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以前から興味のあつたブリヂストンのキャンピングに於ける泥除けの固定方法。やはりといふか輪行仕様にはなつてをらず、ナット締めされてるだけ。
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シートステーブリッジはリアキャンピングキャリアと共締め。
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泥除けはダルマネジ二つを使つて固定されてをり、強度重視であることが窺へる。

前泥除けは付属しなかつたが、ハト金具が付いたままになつてあつた。隠し留仕様ではなかつた樣だ。


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キャンピングといへばクロスシートステー。代替品を探すのが面倒な専用シートピン付きなのがありがたい。 トラベゾーンではシートピンが付属せず、代替品を現物合はせで探すことになり、苦労した。
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リアアウター受けの直付け工作。流石キャンピング。
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ヘッドチューブ周り。コンチネンタルカットラグ。
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ヘッドチューブのステッカーが殘つてた。
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アトランティスのロゴステッカーもあり。トップチューブブリヂストンロゴステッカーだけが剥がされてゐた。
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この車体の一番の問題は右リアエンドの破断。全てはこれを直してからだらう。内地と違つてフレーム工房が近くにある訳ではないのでどうしたものか……とりあへず気長にレストアしていく予定。

コストコのファットバイク(NORTHROCK XC00)

コストコファットバイクが入荷したと知り、早速みてきた。
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NORTHROCK XC00なるファットバイク。フレームはアルミ製で、値札だと21段変速となつてゐたが、どうみてもフロントシングルの後ろ7段変速。税込34,800円也。
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KENDAのGIGASといふ26x4.0タイヤ。フレームの具合を見る限り、ホイールを換へても5インチタイヤは多分入らないと思はれる。
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クランクはチェンリングを挟み込むタイプのチェンカバー付き。両踏みペタル。
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後ろ変速機はアルタス、フリーはMF-TZ21……ボスフリーである。つまりディスクブレーキ対応ボスフリーハブなんてのもある訳だ。
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ブレーキは前後ディスクブレーキ。TEKTROのMD-M300。
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リムはアルミ製を謳つてゐるが、どこの製品化は不明。
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中国製。

パッと見そこまで悪くない気がするが、廉価ファットバイク情勢に疎いのでお買得かどうかまではわからない。こんなのもあつたよといふ備忘。

トラベゾーン、東京を走る2017年春

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5月2日から4日まで毎年恒例の東京旅行へ行つた。今回トラベゾーンのレストアを急いでいたのもこれに間に合はせる為だつたのだ。
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2日間徹夜して東京へ旅立つ当日朝(!)になんとか完成したフロント2サイドキャンピング仕様のトラベゾーン改650B。フロントバッグはブリジストン純正FB-21、サイドバッグはブリヂストン純正のFSB-BR(右)とFSB-BL(左)。部品仕様をみていく。
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左バーエンドはブリヂストン・ダイヤモンド ツーリングから剥いできたブリヂストン印もの。
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右は同じ物がなかつたので、以前から興味のあつたキャットアイのバーエンドミラー(BM-45)を挿入。最初の角度調整が面倒な事を除けば有用でありオススメ。
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クランクはスギノの3アームマキシーに48x36t。前変速機はサンツアーのXCM。
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フリーはダイアコンペ扱ひのサンレース14-28t。後変速機は前と同じくサンツアーのXCM。変速調整が上手く決まらずにかなり苦労したがチェンリングの間にワッシャーを入れるなどしてなんとかした。
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ペタルはシマノのPD-M520両面ビンディングペタル。いつの間にか持つてをり試してみたいと思つてゐたところ、友人からビンディングペタル対応靴を貰つたので今回使ふことにした。
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シフターはサンツアーのVX。Rustinesのレバーキャップを履かせた。レバーキャップを履かせる時は石鹸水を使ふと上手くできる。
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後ブレーキはダイアコンペのXCEカンティ。ブリヂストン・ワイルドウエスト トレールXXから剥がしてきたもの。前後ともこれにする予定だつたが……。
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前ブレーキはブリヂストン・ワイルダム パッカーから剥がしてきたダイアコンペの981カンティ、といふのも
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分り難いかも知れないが、入手時より曲がつてたらしい日東キャンピーのカンティ台座取付部に合はせて左側のカンティ台座が内側に曲がつてしまつた為、XCEカンティが合はずに981カンティを付ける事になつたのだ。
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だいぶ前に曲げ直してもらつた日東キャンピー、数年を経て漸く日の目をみる。キャンピー用のライトホルダーとマルイチのタンケンライトホルダーを付けたトリプルフロントライト仕様。
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トリプルフロントライトを光らせるとかなり眩しい見た目になるが、実際はキャットアイのHL-EL540だけで十分でタンケンライトは余り役に立つてないし、リアダイナモにより光るフロントヘッドライトは電球切れで現状では点灯しない。

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サドルはBS刻印付きの革サドル、ユーラシア以前の中級スポーツ車に付いてたものと思はれる死蔵品。シートポストはサカエの溝ありラプラド型。

 


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今回は輪行袋を新調した、といつても相かはらず中古品。オーストリッチの型式不明輪行袋
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持つて行つた工具類

以上。

空気入れはプリマスのフレームポンプをペグに突つ張らせてはゐたが、英式対応でチューブ仕様の仏式対応ではく使用不可なのでGiyoを使用。パッチキットとタイヤレバーは保険。10-8メガネレンチブリヂストンの携帯工具セットに入つてたもので、主にカンティブレーキの調整に使用。マルチスパナはヘッド抜き輪行に必須なヘッドスパナとペタルレンチを兼ね備へ、かつ、13-12-10-8のレンチもある優れものでアルミ製なので軽く使ひ勝手も良かつた(ただしあまり力をかけての締め回しには向かない)。モンキーレンチは何かと使ふのでないと困る。マイクロ携帯工具はプラスマイナスドライバと六角レンチを必要分備へてをり、持ち歩く工具を減らすのに良い。

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トピークのツールボトルに入れて持つて行つた。

 

組み立てをはつて時間もないので急いで着替へて仕度を整へたら試走もせずに実走行、新千歳空港へ。

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今回はアルプス式輪行。オーストリッチの帆布製ランドナー輪行袋だとアルプス式輪行状態では全く収まらないが、新調したオーストリッチの型式不明輪行袋が丁度合つたのだ。
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 今回は固定ベルトを挟んでベルトを通したが、BBとヘッドチューブに絡めて挟む方が良い。
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片方にはベルトを出す穴があり、片方はダブルジッパーでベルトを出す穴を作る樣になつてある。
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輪行状態完了。

因みに今回の旅行ではトラブルが頻發して自転車写真どころではなかつたので、東京での自転車写真を一切撮影してなかつたので東京での自転車写真はない。

 

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蒲田で食べた春香園の餃子が美味しかつたので、これを現地での自転車写真の代はりとする。

 

今回は試走もせずにいきなり実走行したお陰でトラブルが頻發した。以降東京旅行での自転車日記。

初日。新千歳空港まで行く間にチドリの締めが甘かつた為にブレーキが効かなくなり、輪行して持つて行つた羽田空港では後変速機のスプリングアウター曲がり、さらには事前に空気を抜きすぎた為に空気入れに時間がかかり、漸く空港の敷地を出たと思つたら左クランクの締め込みが甘かつた所爲で左クランクが抜け落ち、頼りのスマートフォンの電池が切れて道に迷いながら自転車屋を探してる内に日が暮れて、見つけた自転車屋は既に閉店、一日目が終了。

二日目。漸く自転車屋で左クランクを取り付けてもらつて、その後の諸用で二日目終了。

三日目。今度は片側のクリートボルトがどこかへ飛んでいきペタリング出来なくなつたのでクリートセットを購入する羽目に。さうかうしてる内に乗る予定の飛行機への搭乗時間も迫つてきたので急いで羽田空港へ向かつてる途中で後輪がまさかのパンク、近くのお店へ向かひ修理依頼。原因はタイヤへのカンティシューの接触によるビードの破損で、本来ならタイヤ交換が必要になるのだが、代替品もなく今回は急いでゐる事もあり、仕方なくチューブだけの交換となつたが、650Bのチューブをお店では抱へてをらず色々探してもらつてMTB用の27.5チューブで代用してもらつた。お店では帰宅まで持つか保証できないと言はれたが輪行することを考へると搭乗時間までギリギリだつたのでこれで良しとして羽田空港へ向かひ、輪行、飛行機搭乗手続きを済ませる。幸はひな事に登場予定の飛行機は到着遅れで実際の搭乗まで多少の余裕があつたので自転車屋さんに修理を急かせて申し訳ない気持ちになる……遅れた飛行機に乘つて新千歳空港に到着後自転車を組み立てて自宅までの道を走つたが流石にもう問題は起きなかつた。f:id:santarou98:20170603165105j:image

帰宅後に後輪を観察してギリギリでパンクしてない状態を保つてたことが判明したので、次回の遠乗りでは絶対に予備チューブを携帯する。残念ながら後輪のタイヤがこんな状態なので買つたばかりなのにもう交換することになつた。

以上余裕をもつた時間配分と各部点検、試走は大事だといふ教訓。