札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

さよなら台湾ブロンプトン

自転車所持台数が20台の大台となり、さすがにそろそろ乗らない自転車を減らさうと思ひ立つて、今月は2台減らす予定。今回は台湾ブロンプトンを手放す。
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自動車は持つてないし今後も所有予定はない。自転車で自転車を運ぶ。リヤカーのレストアがをはつてればもつと楽に運べたのだが。
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とはいへ意外と安定して運べた。
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最早使ふ事もない専用バッグや専用カバーもおまけしておいた。

 

 

ブロンプトンを手放す理由は

といふところ。

昨年、一昨年と、飛行機輪行に使ひ、輪行に便利なのは理解してゐるが、それ以外の用途では一切使はず、ブロンプトンならではの輪行を多用した自転車旅行を行なふことも今後恐らく無く、なにより、今年初の飛行機輪行にはいつものブロンプトンではなくトラベゾーンを使ひ、色々問題はあつたもののブロンプトンよりも良い走行性能に満足してるので、今後ブロンプトンを使つた飛行機輪行をもやらなくなるだらうとなつたのだ。

そしてブリヂストンの自転車ではないといふのがある。最初にロードマンを入手してからブリヂストンの自転車に拘はつて自転車趣味を続けていくと決めたものの、フェデラルパグスレイブロンプトンなど代替不可な車種には例外を作つてゐたが今回は使ふ予定がなくなるといふことで例外を作る必要もなくなつた。

以上。

 

良い自転車なのは間違ひなく、用途さへ合へばお薦めできる自転車だつた。

ありがたう、さよならブロンプトン

ブリヂストン・アトランティス キャンピング

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今年3台目の増車にして遂に憧れのキャンピングを入手(でもボロボロ)。1987年製の1988年型アトランティス キャンピング(AC-545)、1989年からはアトランティスとユーラシアはブランド統合されてトラベゾーンとなるので、最後のアトランティス キャンピングである。
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一応純正革サドルとシートポスト、ステムとハンドルも付いてたがそれはまた今度。しかし実車をみるまではわからなかつたがこの車体は色々とをかしなことになつてる。


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元は前後輪650Bアルミリムホイールだが、これは前後輪がハブナット締めで26x1-3/8ステンレスリムになつてる上に、何故か前にはハブダイナモ
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前後共にダイアコンペのDC981カンティ。
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シフターはサンツアーのアキュシフトに対応したインデックスとフリクション切替機能(I.F.C.)付きのサイクロン7000シフター。
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左右クランクセットは当初付いてたはずのものから交換され、左クランクがシマノの安物。
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右は年代を遡つて70年代辺りのスギノのマキシィ1型(アウター固定型)になつてる上に内側に曲がつてしまつてゐるので使ひ物にならない。
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錆錆の前変速機だが恐らくサンツアーのSVX。長らくサンツアーのVシリーズの採用を続けてきたブリヂストンのツーリング車種だが、1989年度からはサンツアーのXCシリーズが採用される。
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後変速機もサンツアーのSVX。で、ここで何かをかしいと気づく。
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リアキャンピングキャリアのサイド枠が内側に曲がつて後変速機に干渉。恐らくケーブル類を交換しただけではまともに変速出来る状態にない。
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リアキャンピングキャリアの全体像右側。右側はサイド枠が内側に曲がつてる他はさほど悪くもない。
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リアキャンピングキャリアの全体像左側。何があつたのかは知らないが、あちこち酷く歪んでる。
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そしてやはりサイド枠が内側に曲がつてる。再溶接痕らしきものがあるが、元からかうなのかも知れないし判然としない。


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以前から興味のあつたブリヂストンのキャンピングに於ける泥除けの固定方法。やはりといふか輪行仕様にはなつてをらず、ナット締めされてるだけ。
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シートステーブリッジはリアキャンピングキャリアと共締め。
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泥除けはダルマネジ二つを使つて固定されてをり、強度重視であることが窺へる。

前泥除けは付属しなかつたが、ハト金具が付いたままになつてあつた。隠し留仕様ではなかつた樣だ。


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キャンピングといへばクロスシートステー。代替品を探すのが面倒な専用シートピン付きなのがありがたい。 トラベゾーンではシートピンが付属せず、代替品を現物合はせで探すことになり、苦労した。
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リアアウター受けの直付け工作。流石キャンピング。
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ヘッドチューブ周り。コンチネンタルカットラグ。
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ヘッドチューブのステッカーが殘つてた。
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アトランティスのロゴステッカーもあり。トップチューブブリヂストンロゴステッカーだけが剥がされてゐた。
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この車体の一番の問題は右リアエンドの破断。全てはこれを直してからだらう。内地と違つてフレーム工房が近くにある訳ではないのでどうしたものか……とりあへず気長にレストアしていく予定。

コストコのファットバイク(NORTHROCK XC00)

コストコファットバイクが入荷したと知り、早速みてきた。
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NORTHROCK XC00なるファットバイク。フレームはアルミ製で、値札だと21段変速となつてゐたが、どうみてもフロントシングルの後ろ7段変速。税込34,800円也。
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KENDAのGIGASといふ26x4.0タイヤ。フレームの具合を見る限り、ホイールを換へても5インチタイヤは多分入らないと思はれる。
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クランクはチェンリングを挟み込むタイプのチェンカバー付き。両踏みペタル。
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後ろ変速機はアルタス、フリーはMF-TZ21……ボスフリーである。つまりディスクブレーキ対応ボスフリーハブなんてのもある訳だ。
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ブレーキは前後ディスクブレーキ。TEKTROのMD-M300。
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リムはアルミ製を謳つてゐるが、どこの製品化は不明。
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中国製。

パッと見そこまで悪くない気がするが、廉価ファットバイク情勢に疎いのでお買得かどうかまではわからない。こんなのもあつたよといふ備忘。

トラベゾーン、東京を走る2017年春

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5月2日から4日まで毎年恒例の東京旅行へ行つた。今回トラベゾーンのレストアを急いでいたのもこれに間に合はせる為だつたのだ。
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2日間徹夜して東京へ旅立つ当日朝(!)になんとか完成したフロント2サイドキャンピング仕様のトラベゾーン改650B。フロントバッグはブリジストン純正FB-21、サイドバッグはブリヂストン純正のFSB-BR(右)とFSB-BL(左)。部品仕様をみていく。
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左バーエンドはブリヂストン・ダイヤモンド ツーリングから剥いできたブリヂストン印もの。
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右は同じ物がなかつたので、以前から興味のあつたキャットアイのバーエンドミラー(BM-45)を挿入。最初の角度調整が面倒な事を除けば有用でありオススメ。
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クランクはスギノの3アームマキシーに48x36t。前変速機はサンツアーのXCM。
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フリーはダイアコンペ扱ひのサンレース14-28t。後変速機は前と同じくサンツアーのXCM。変速調整が上手く決まらずにかなり苦労したがチェンリングの間にワッシャーを入れるなどしてなんとかした。
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ペタルはシマノのPD-M520両面ビンディングペタル。いつの間にか持つてをり試してみたいと思つてゐたところ、友人からビンディングペタル対応靴を貰つたので今回使ふことにした。
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シフターはサンツアーのVX。Rustinesのレバーキャップを履かせた。レバーキャップを履かせる時は石鹸水を使ふと上手くできる。
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後ブレーキはダイアコンペのXCEカンティ。ブリヂストン・ワイルドウエスト トレールXXから剥がしてきたもの。前後ともこれにする予定だつたが……。
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前ブレーキはブリヂストン・ワイルダム パッカーから剥がしてきたダイアコンペの981カンティ、といふのも
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分り難いかも知れないが、入手時より曲がつてたらしい日東キャンピーのカンティ台座取付部に合はせて左側のカンティ台座が内側に曲がつてしまつた為、XCEカンティが合はずに981カンティを付ける事になつたのだ。
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だいぶ前に曲げ直してもらつた日東キャンピー、数年を経て漸く日の目をみる。キャンピー用のライトホルダーとマルイチのタンケンライトホルダーを付けたトリプルフロントライト仕様。
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トリプルフロントライトを光らせるとかなり眩しい見た目になるが、実際はキャットアイのHL-EL540だけで十分でタンケンライトは余り役に立つてないし、リアダイナモにより光るフロントヘッドライトは電球切れで現状では点灯しない。

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サドルはBS刻印付きの革サドル、ユーラシア以前の中級スポーツ車に付いてたものと思はれる死蔵品。シートポストはサカエの溝ありラプラド型。

 


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今回は輪行袋を新調した、といつても相かはらず中古品。オーストリッチの型式不明輪行袋
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持つて行つた工具類

以上。

空気入れはプリマスのフレームポンプをペグに突つ張らせてはゐたが、英式対応でチューブ仕様の仏式対応ではく使用不可なのでGiyoを使用。パッチキットとタイヤレバーは保険。10-8メガネレンチブリヂストンの携帯工具セットに入つてたもので、主にカンティブレーキの調整に使用。マルチスパナはヘッド抜き輪行に必須なヘッドスパナとペタルレンチを兼ね備へ、かつ、13-12-10-8のレンチもある優れものでアルミ製なので軽く使ひ勝手も良かつた(ただしあまり力をかけての締め回しには向かない)。モンキーレンチは何かと使ふのでないと困る。マイクロ携帯工具はプラスマイナスドライバと六角レンチを必要分備へてをり、持ち歩く工具を減らすのに良い。

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トピークのツールボトルに入れて持つて行つた。

 

組み立てをはつて時間もないので急いで着替へて仕度を整へたら試走もせずに実走行、新千歳空港へ。

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今回はアルプス式輪行。オーストリッチの帆布製ランドナー輪行袋だとアルプス式輪行状態では全く収まらないが、新調したオーストリッチの型式不明輪行袋が丁度合つたのだ。
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 今回は固定ベルトを挟んでベルトを通したが、BBとヘッドチューブに絡めて挟む方が良い。
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片方にはベルトを出す穴があり、片方はダブルジッパーでベルトを出す穴を作る樣になつてある。
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輪行状態完了。

因みに今回の旅行ではトラブルが頻發して自転車写真どころではなかつたので、東京での自転車写真を一切撮影してなかつたので東京での自転車写真はない。

 

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蒲田で食べた春香園の餃子が美味しかつたので、これを現地での自転車写真の代はりとする。

 

今回は試走もせずにいきなり実走行したお陰でトラブルが頻發した。以降東京旅行での自転車日記。

初日。新千歳空港まで行く間にチドリの締めが甘かつた為にブレーキが効かなくなり、輪行して持つて行つた羽田空港では後変速機のスプリングアウター曲がり、さらには事前に空気を抜きすぎた為に空気入れに時間がかかり、漸く空港の敷地を出たと思つたら左クランクの締め込みが甘かつた所爲で左クランクが抜け落ち、頼りのスマートフォンの電池が切れて道に迷いながら自転車屋を探してる内に日が暮れて、見つけた自転車屋は既に閉店、一日目が終了。

二日目。漸く自転車屋で左クランクを取り付けてもらつて、その後の諸用で二日目終了。

三日目。今度は片側のクリートボルトがどこかへ飛んでいきペタリング出来なくなつたのでクリートセットを購入する羽目に。さうかうしてる内に乗る予定の飛行機への搭乗時間も迫つてきたので急いで羽田空港へ向かつてる途中で後輪がまさかのパンク、近くのお店へ向かひ修理依頼。原因はタイヤへのカンティシューの接触によるビードの破損で、本来ならタイヤ交換が必要になるのだが、代替品もなく今回は急いでゐる事もあり、仕方なくチューブだけの交換となつたが、650Bのチューブをお店では抱へてをらず色々探してもらつてMTB用の27.5チューブで代用してもらつた。お店では帰宅まで持つか保証できないと言はれたが輪行することを考へると搭乗時間までギリギリだつたのでこれで良しとして羽田空港へ向かひ、輪行、飛行機搭乗手続きを済ませる。幸はひな事に登場予定の飛行機は到着遅れで実際の搭乗まで多少の余裕があつたので自転車屋さんに修理を急かせて申し訳ない気持ちになる……遅れた飛行機に乘つて新千歳空港に到着後自転車を組み立てて自宅までの道を走つたが流石にもう問題は起きなかつた。f:id:santarou98:20170603165105j:image

帰宅後に後輪を観察してギリギリでパンクしてない状態を保つてたことが判明したので、次回の遠乗りでは絶対に予備チューブを携帯する。残念ながら後輪のタイヤがこんな状態なので買つたばかりなのにもう交換することになつた。

以上余裕をもつた時間配分と各部点検、試走は大事だといふ教訓。

綿バーテープにセラックニス塗り

まづはバーテープを巻く。今回使用するのはVIVAの白い綿バーテープ。ニスを塗るならVELOXの綿バーテープが良いといふ人もあるが、そんなに違ひないだらうと入手し易いものを選んだ。
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ニスを塗る際のバーテープ巻きはブレーキレバーとブレーキカバーを外してからやる方が上手くできるとされてゐるが、面倒なのでレバーは付けたままでカバーを捲つて巻く。
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ブレーキレバー台座をバーテープの端切れでとめておく。
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後はバーエンドから一気に巻く。ヘンプ巻きは省略して巻き終はりは重ね巻きにした。

 

www.youtube.com

綿バーテープ巻き方参考動画(ヘンプ巻きまでやつてある)。


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塗るニスはアサヒペンのラックニス300ml。セラックを溶かしたのを使ふのが良いといふ人もあるが面倒なので出来合ひを使ふ。成分にセラックと有機溶剤とあり、溶かしたのを使ふのとかはらないだらう。


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刷毛はホームセンターにあつたニス塗り用の安物。まづは塗りムラとかは気にせず全体に塗つていく。塗つてる最中に刷毛から取れた毛がニスと一緒にバーテープに貼りつくことがしばしばあるので、毎回全体を塗つた後、バーテープを舐め回す樣に毛の有無を確認して、あればピンセットで毛を取つてやつた。
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ニス塗り一回目。綿バーテープがニスを吸収して、雑誌の写真でみる輝きには程遠い。約三十分乾かす。
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ニス塗り二回目。まだ綿バーテープがニスを吸収してる感あり。約三十分乾かす。
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ニス塗り三回目。綿バーテープにニスが吸収されなくなつた感あり。なるべく塗りムラが目立たない樣にニスが薄いところに濃く塗つてやる。約三十分乾かす。
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ニス塗り四回目。塗りムラがあるのか最早わからない。約三十分乾かす。
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ニス塗り五回目。良い感じなのでこれで終はり。一日乾かす。


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乾燥後の使用感。気持ち少しペトペトするが、滑り止めになつてると思へば気にならない程度で、雨中走行はしなかつたので防水効果は不明。何度か立ちごけしたが、普通に綿バーテープ巻いただけよりニス層のお陰でバーテープが多少傷つき難くはある。といつたところ。
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WWW上の関連記事を読むと何日もかけてやるといふ人が多かつたので躊躇してたが、実際にやつてみると一日で出来たので拍子拔け。綿バーテープさへしつかり巻ければ難しくもなく、見栄えも良い。

ただ、もつとツルツルのピカピカにしたい場合は時間をかけてやるのがいいのだらう。
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重ね巻き。ヘンプ巻きが面倒な人にオススメ。巻後に上からニスで塗れば、簡単にほどける事は無いだらう。

650Aランドナーを650B化

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アラヤの650Bリム(古物)が手に入つたので650Aなトラベゾーン ツーリングを650B化する。一応事前に各部を測定して合ふかどうか確認してはゐるが、実際に出来るかはやつてみないとわからないのでとりあへずやつてみる。

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現行品の650Bタイヤ。
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650x42B。44Bと呼ばれる場合もあり。廃版してたかと思はれてたデミバルーンタイヤ、フランスでは流通してる樣子でこれは輸入品。
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溝模様。過去のデミバルーンタイヤと比べてどうなのか?日本では廃版になつたミシュランの42B(フランスでは流通してる)とも微妙に違ふ溝模様。
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メーカーはユッチンソン(今はハッチンソン呼び)。メーカーのサイトにタイヤの詳細あり。このタイヤシリーズは他に650x35Aと650x35Bがあるさう、生産国は中国でデザインドインフランス。因みにミシュランの650Aと650Bがあるワールドツアータイヤシリーズは生産国ベトナムでデザインドインフランス。
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リムテープはゼファールのコットン。お気に入りで手持ちのツーリング車の殆どで使用。
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チューブは予備にとつておいたパナレーサーの650x38~42 A/B(仏式)。

タイヤ装着作業紹介は何度もやつてるので省略、台数を大分こなしたので作業速度が当初に比べて大分上つた。
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タイヤを付けたホイールをフレームに装着して使用予定の各部品を取り付け。トラベゾーン ツーリングは元々650Aホイールを前提としたフレームと泥除けの筈だが、650Bホイール(それも一番太い42Bタイヤ付き)が特に無理なく収まつた。とはいへ、カンティブレーキはトーインの上下調整可能な新しめな物を使ひ、シューを一番下に設定してギリギリでタイヤサイドを回避してリムサイドに当たる状態で、650Aから650B化は万人にオススメ出来る作業ではない。

アラヤの新しい650Bリムが発表され、アレックスリムズの廉価な650Bリムも流通してをり、650B規格が再び日の目をみてゐる昨今、650Aなマスプロランドナーをこれからレストアしやうとしてる人達にはかういつた事もできる場合があるといふことで……。

次はワイヤー類を取り付けて変速とブレーキ周りを調整する。

ダイナモコードの配線その2

この作業のためにコードをカシメる工具とギボシ一式を購入。
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ホームセンターの自動車用品コーナーで手に入つた。

工具使用方法はエーモン/電工ペンチの使い方に詳しい。
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ヘッドライト部。ダウンチューブから泥除け裏に入れる途中でギボシをカシメてある。本来はヘッドライト直下に穴があつてそこからヘッドライトにコードが入り、コードが目立たない樣になつてるのだが、今回はヘッドライトの固定に使用してるため、フロントキャリア取付用の穴を利用して泥除けから出した。メタルテープ等で隠すのが良いかも知れない。
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後ろ泥除けは専用金具で固定する方式でそれが欠品してゐたのだが、なんか見つけて購入。

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泥除けの裏に固定する金具と、シートステーブリッジの隠し止めに付けて泥除けの上に固定する金具からなつてる。
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これを利用すると泥除けステーとこの金具のボルトを外すだけで後ろ泥除けが簡単に外せる樣になる。下の金具は既に泥除けに固定されてるので今回は上の金具だけを使用する。
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チェンステーブリッジに固定する泥除けを挟む金具。自転車屋でたまたま見つけたので購入しておいたのが役にたつた。泥除けを挟んで固定してるだけだが、この金具のお陰で泥除けを外す際にチェンステーブリッジの取り付けボルトを外す手間が減る。

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BBからチェンステーブリッジ裏の泥除け裏に入る途中でカシメ。

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ダイナモはシビエ。ダイナモから泥除け裏に入る直前でカシメ。ここからテールライトとヘッドライトへ二股に別れてるため、ここのみ二股ギボシを使用。

以上で配線をはり。残念ながら球切れの所爲かライトは前後とも点灯せず……。