札幌自転車日記

札幌で(古い)自転車に乗る人の日記。

新千歳空港へ試走

roadman.hatenablog.com

台湾ブロンプトン用ゐた輪行旅行を今年も行ふ。

昨年はタイヤの耐久性が不安だつたので、新千歳空港までの自走は諦めたが、今年はタイヤ交換したので新千歳空港まで自走してからの飛行機輪行に挑戦する。

事前調査無しに新千歳空港へ行くのは不安なので、経路の確認とタイヤ交換後の試走を兼ねて新千歳空港まで走行した。

経路は国道36号線を南下するだけで、中央区からは約3時間と行つたところ。特に迷ふ経路ではないが、新千歳空港への進入が分かりにくいので備忘に写真を撮つた。

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JR南千歳駅の横、青い看板にある様に車道を右へ行けば新千歳空港へ入れるのだが、交通量が多く路側帯も狭いので別の道を行く。

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JR南千歳駅への連絡通路を渡つた先から新千歳空港への別の道に行ける、が、連絡通路出入り口にドアがあり一々開け閉めが必要で、自転車を持ち歩いて行くのは少々面倒。

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なのでJR南千歳駅より前の千歳空港ノースパーキング横にあるT字路で横断歩道を渡つて向ひ側の歩道へ先に行く方が良い。

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JR南千歳駅向ひ側の歩道。

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先に見える坂道を行く。

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真つ直ぐ進んで行き、上に国道337号線が交差してる下り坂で降り、坂の横の歩道を北へ少し戻る。

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すると看板が見えて新千歳空港まで続く歩道があるので進む。

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歩道の横には防衛省により有刺鉄線が張り巡らされてる。

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進むと新千歳空港の看板あり。

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さらに先を進むと隊道がある。出口までは短いが中は暗く、歩行者と擦れ違ふ可能性もあるので、なるべくライトを点けて行きたい。

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出口。

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隊道を出て歩道を道なりに進むと国内線ターミナルに着く。

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国内線ターミナル手前にはサイクルステーションなるサドル引つ掛け式サイクルスタンドがあり、空気入れの貸出も行はれてる。

 

台湾ブロンプトンのタイヤ交換後の走行感は全般的に軽快になり、ハンドリングのクイックさが増した感じである。

小径車なので元々ハンドリングがクイックではあつたが、タイヤが細くなつた所為か久々に小径車に乗つた所為か、以前よりもクイックに、また、タイヤが細くチューブが高圧になつた所為か以前よりも明らかに転がりが良く、全体重量が軽く感じる。

ただ、市街地を走行する分には不足を感じなかつた内装三段変速が、今回の様な緩やかな上り坂や下り坂が続く田舎道だと軽いギア重いギア共に足りず、思ふ様に速度が出せなかつた。今後遠乗りするなら更なる多段ギア化か身体能力向上が必須だらう。

台湾ブロンプトンのタイヤ交換

購入時から付いてる推定十年前のタイヤの転がり性能に不満はないものの、耐久性に不安があるので、タイヤ、チューブ、リムテープを交換する。

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交換部品は上記に加へて、穴の大きさの違ひから英式バルブ対応リムで仏式バルブチューブを使用する際に使ふ段付きバルブナットを用意したが、シュワルベのチューブに付属するバルブナットが段付きのものだつたので不要であつた。

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まづは前輪を外す。ナット締なのでハブ両端のナットを緩める。

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脱輪防止のフック付き座金がある、片側の折り畳んだ際にフレームに引つかかるL字の金具も脱輪防止のフック付きとなつてるので注意。

ナットを緩め脱輪防止フックを外してチューブの空気を抜けば前ホイールが取り外せる。

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内装変速機付きの後輪を外す際は、まづ細いチェンが出てる樹脂製の部品から細いチェンを外す必要がある。樹脂製の部品に付いてるスイッチを押しながら引つ張れば片側は簡単に外せる。

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もう片側は細いチェンをナットに対して反時計回りに回しながら引つ張ると外せる。

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ハブ両端のナットを緩める。ハブナットを外しても樹脂製のチェンテンショナーがいきなり外れることはないが、名前の通りチェンにテンションがかかつてるので、外す際はある程度力を入れてチェンテンショナー本体を手で握りながら外すと良い。

後輪も脱輪防止のフック付き座金が付いをり、また、片側に付いてるサイドスタンドには恐らくグラつき防止用にエンドに沿つた突起があるので取り付けの際は注意。

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備忘。元々付いてたのはミドルグレード以下の自転車によく採用される台湾のチェンシンタイヤ製16x1-3/8。

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溝模様をみるとまだ使へさうだが、よくよく見るとサイドにヒビがあるので交換することにして正解だつた。

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チューブはブリヂストンロゴの入つた英式バルブの16x1.50用。恐らく台湾で作られてるブリヂストンの小径自転車用からの転用であらう。

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これも台湾製

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リムテープは16x1-3/8用で台湾製。旧ナショナルタイヤ(パナレーサー)の古いリムテープもこれとまつたく同じ材質のテープに同じ文字色と書体でMADE IN JAPANだつたりする。

タイヤとチューブとリムテープを外したら、用意した新品と交換していく。

コットンリムテープは裏に粘着性があり、バルブ穴が開けられてるので、バルブ穴に合はせて貼り付けてから指で抑へつつ伸ばして貼つていけばよい。ただ、古いリムテープを外したばかりだと、細かい汚れがリムに残つてあつてうまく粘着しないのでボロ布とパーツクリーナー等で拭いてから付けるとよい。

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リムテープを張つてからチューブとタイヤ交換。チューブに空気を少し入れてからバルブ穴にバルブナットで緩く固定して、チューブをタイヤの中に収めていく。

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タイヤの中にチューブを入れつつ、タイヤの耳を片側だけリムに全部入れる。後は、もう片側のタイヤの耳をリムに入れていくだけである。バルブ穴から入れていくのが良い。

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タイヤの耳を全部入れたら、タイヤの耳でチューブを噛んでないか確認してホイールを取り付けて空気を入れる。台湾製ブロンプトンのリムはシングルウォールで剛性に欠けるさうなので、タイヤの規定圧上限一杯ではなく規定圧下限より気持ち多目程度に空気を入れた。

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シュワルベコジャックはスリックタイヤなので溝模様が無い、ブロックタイヤに比べて転がり抵抗が少なく、速く走れる(らしい)。現行ブロンプトンのSハンドルモデルに標準採用されてる。

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タイヤ交換完了。以前よりタイヤが細くなつて、泥除けとの隙間が出来た気がする。後は走行感覚がどうか。

腕周り装備新調

スポーツ自転車に乗り始めの頃から使つてたトレックのトラディショナルグローブがボロボロになつてきたので予備のグローブを引つ張り出す。

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以前にWiggleにて購入したAlturaのCrochetショートフィンガーグローブ

外国サイズなので日本サイズより一サイズ小さめなのを選んでみたが丁度良い。以前のトレックのグローブとも似てるが、あつちは本革でこつちは合皮、クッションは中の手が当たる部分の綿がそのままクッションになつてをり、以前より薄手。

CHIBAブランドで似たグローブを毎年出てゐるが、店頭で試着した限りこれよりさらに薄手だつたのでこちらを予備にしてあつた、が、CHIBAは毎年デザインやらクッションの入れ具合を変更してる様なのでなんともいへない。

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半袖サイクルジャージ着用時の日焼け防止にディフィートのアームカバーも購入。クールマックス地が採用されてゐて、適度な防風性がありながら通風性も確保されてをり、熱が篭つて蒸れたりせず快適。同社のアームカバーには他にメリノウール地を採用した厚手のものとメッシュ地のさらに薄手のものがある。

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これから暑くなるので特にアームカバーは活躍してくれさうだ。

この前工事中のため走れなかつた北広島手前区間の現状が気になつたのでアトランティスロードレーサーの試走も兼ねて白石サイクリングロードを走行。

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先日走行時には看板が立つてゐた場所だが、既に雪はない。先日の工事区間内では路面を補修したあとが見受けられた。また、先に進むとある隊道の周りを削つたか盛り立てたかされたあともあつた、そちらは中途半端で止まつてあるが、通れない状態ではない。

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少し進んで自転車の駅。まだ利用期間外の為、トイレ等の施設は利用できない。四月二十三日から利用開始となる由。

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自転車の駅前もさうだが、もう白石サイクリングロード全域の路面に積雪はない。小石や砂、落葉は見受けられるが細いタイヤを履いた自転車での走行でも概ね問題ないだらう。

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北広島駅まで行つてから折り返して南郷のコーヒースタンド28にて小休止。平日7時の開店から11時まで提供されるモーニングセットは五百円。

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店内のサイクルスタンドに自転車をかけておけるのが良い。

f:id:santarou98:20160420120231j:plainその後は終点(始点)のさっぽろ大地公園でサイクリング終了。

肝心のアトランティスロードレーサーの乗り心地は、軽い、固い、速いと言つた感じ。

元々のカタログ仕様だと10Kgを切る軽量車である為か、特に軽量化は意識してないが恐らく手持ちの自転車の中で一番軽く仕上がつてる。乗り味は固めだが、これはフレーム特性云々よりも空気圧の高いチューブラータイヤの作用だと思ふ……以前チューブラータイヤを履いたオーダースポルティーフに乗つた事があつたが、あちらは柔らかい乗り心地であつたのでフレームジオメトリの作用もあるかも知れない。

歯数設定の前52×42t後、12-25tは今までの自転車では踏み足りないと感じてた為にした事だが、平地だとかなり早く速度を出せる反面、坂道は苦手な自転車に仕上がつてる。坂道の多い道はランドナーMTBで登ればいいのでまあ問題無いだらう。エアロペタルにトウクリップの組み合はせはユーラシア号に使つてるクイルペタルにトウクリップよりも漕ぐ力が伝はつてる感じがある。

STIレバーが初めてなのもあつて、最初の10Km位はブラケットポジションしか取れないで腕が疲れたが、手持ちのユーラシア号やフェデラル等のWレバー搭載車の時には様々なハンドルポジションを取りながら走行してたのを思ひ出して意識的にブラケットポジション以外も取る様にするとかなり楽に走れた。しかし、をかしな話でハンドルから一時手を離して使ふWレバーでの変速は慣れきつてるので不都合も不安も感じないが、手元で使ふSTIレバーでの変速に違和感や落ち着かなさを感じるのは慣れるまでやるしかないのかなと言つたところ。

今日はなんだかんだと50Km位走つたので今度は支笏湖辺りまで100Km位は走つてみたい。

ブリヂストン・アトランティス ロードレーサー完成

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アウターストッパー加工後、自転車屋へ部品の組付依頼をしてゐたのが終はり、本日納車されたブリヂストンアトランティスロードレーサー(1982年型)。初めてのSTIレバーでチューブラータイヤ。

赤い車体なので、バーテープやサドルを白色にしてある。部品全てフレームと同色で纏めるよりも見栄えが良い。

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STIレバーと前後変速機は10速に対応した105の5600番台で纏めた。クランクはデュラエースEX。歯は前52×42t、後12-25t(CS-5700)。前のチェーンリングはクランクと同年代の物で、後10速対応ではないが特に問題なく変速出来る。

後ハブは元からエンド幅126mmに対応した90年代初頭のシマノのフリーハブを10速カセットに対応させて組んであるのでフレームのエンド幅を広げたりはしてない。リムはマビックのモントレールート、タイヤはヴィットリアのラリーとコンチネンタルのジロ。

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ペタルはシマノのNEW600EX(PD-6207)、所謂エアロペタル。ペタル返しが直付されてるので、停車からの発進時にもペタルが拾ひ易い。

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フレームポンプはゼファールのHPXクラシック。現在でも流通してるフレームに突つ張る型のフレームポンプで米式仏式対応。フレームに突つ張る型のフレームポンプの現行品は他にトピークのロードマスター ブラスター、昨年販売開始されたシリカのインペロアルティメイト等がある。

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偶々手元にあつた80年代のブリヂストンのサイクルボトル。今使ふのには勇気が居る。これも白でも良かつたかも知れない。

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赤いベルもやはりブリヂストン。大分前の自転車屋巡りの際に古い自転車屋で発掘したもの。

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サドルはサンマルコのエルゴロールス。サンマルコといへば今も流通するロールスが有名だが、サドル形状は同じ。ロールスは中の緩衝材が固めで、エルゴロールスは柔らかめな緩衝材が入つてるといふのが違ひの様だ。予備のタイヤをトゥストラップで纏めてサドルレールに付けてある。

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以前購入したレプリカヘッドバッヂを車部品取り付け用の両面テープ(ホルツMH909)で取り付け。

とりあへずこの仕様でしばらく乗つて行きたい。

デュラエースEX台座へアウターストッパーの取り付け

以前書きましたが、現在流通してる現行品のWレバーはアトランティスロードレーサーにあるデュラエースEX直付台座には取り付けでき無いため、実動車にするにはWレバーかアウターストッパーを工作する必要があります。

そこで電動ドリルを購入。

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削る。

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今回はアウターストッパーを削る事に。

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内径をドリルで約12mm広げ、約5mm程掘削、さらに台座にアウターストッパーを這はせてみて出つ張る部分にアタリをつけて金鋸で切り込みを入れこれもドリルで削る。

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少々左下がりになつてるものの、装着。

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左下がりを微修正してアウターストッパーを両方取り付け。

後は変速機とブレーキ周りの取り付け、タイヤ装着等。

白石サイクリングロード近況2016春

白石サイクリングロードこと白石こころーどとエルフィンロードを含む道道札幌恵庭自転車道線を北広島駅から札幌コンベンションセンターまで今年も走行。

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昨年の記事。

 

昨年は意外と積もつてる区間が多くあつたが、今年はどうだらうか。

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始点の北広島駅から札幌コンベンションセンター方面への4Km区間が工事の為、4月15日まで閉鎖中。このため工事区間内の路面状況は確認できず。

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上野幌駅付近から今回の始点までは概ねまだ積雪あり。太めのタイヤでないとまともに走れない。

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上野幌駅近くの偽踏切辺りは泥水が多くあり、汚れたくなければ泥除けは必須。

以降の区間は特筆すべき事もなく、普通に走行可能。ただし、昨年と同じく水たまりあり、走行路脇に雪が堆積して幅員が減少してる区間もあり、他走行車(者)とすれ違ふ場合は配慮されたい。

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昨年は雪山があり通れなかつたコンベンションセンター横、今回は除雪されてたので走行可能に。

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終点。昨日走行途中にフェデラルがリム打ちパンクした為、本日ワイルドウエストに乗りサイクリングロードを再走行した。

 

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現在のサイクリングロードはここまで(或はここから)となつてゐる。道がなくなり先は柵で特別な置物等はないので、記念碑のような目印を求めてる場合一寸物足りないかも知れない。

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ところで、札幌コンベンションセンター手前のイイアス札幌前で実はサイクリングロードは南郷通にぶつかり途切れてる。

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右手にある交差点から横断歩道を渡つてイイアス札幌横のサイクリングロードの続きへ進む事ができる。初めての人にはかなりわかりにくい。

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最近は看板が出来たのでわかりやすくなつた。

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左手にはコンビニがあるので休憩に丁度いい。

 

昨日リム打ちパンクした事で改めて思ひ知つたのだが、知る限りサイクリングロード近辺には意外と自転車屋がない。あつてもかなり遠かつた、が、昨年四月に一軒だけサイクリングロード近くに自転車屋が出来たので紹介しておく。

f:id:santarou98:20160327154803j:plain北広島方面から走行した場合、"栄通16"の看板のあるみそらトンネル手前の丁度左手の一般道を挟んだところにあるのが水野自転車店。漫然と走行してると気づかない小さなお店だが、当然パンク修理も行つてるので覚えておきたい。

他に自転車屋ではないが、サイクリングロードに隣接した生協白石店の近くにコーヒースタンド28といふ喫茶店がある、店内にサイクルスタンドが設置してあり、自転車を施錠する手間なく一服出来るのでオススメだ。